アンチフェミニズムによる主張の具体例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 03:47 UTC 版)
「反フェミニズム」の記事における「アンチフェミニズムによる主張の具体例」の解説
アンチフェミニズムの主張は多岐にわたる。フェミニズム自体、多義的な概念であるため、アンチフェミニズムの主張も多岐にわたる。主な主張としては以下のものがある。 研究者の男女比改善 学問領域において、フェミニズム研究に比べるとマスキュリズム研究は不足しているという主張がある。例えばマスキュリストの久米泰介は、フェミニストと闘うためには「文系の男性人権派と女性人権派の数を同等にしなければならない」と主張している。 男子校批判 男子校は女性差別であるとして愛知に新設される男子校に対する反対運動が起きた。それに対してアンチフェミニストは、お茶の水女子大学や奈良女子大学が憲法14条違反だと主張し、男子校だけを批判する姿勢を批判した。マスコミにも「なぜ、男子校だけ反対?」という論調を展開する記事が出てきたため、反対活動は勢いを失った。 表現規制批判 ラディカル・フェミニストを中心に、女性差別につながるとして性表現(ポルノ、グラビア、萌え絵など)を規制すべきだという動きがある。例えば2009年にはフェミニズムのNGOであるイクオリティ・ナウが性暴力ゲームに対する抗議キャンペーンを開始し、コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)が大幅な自主規制を行うなどした。それらに対する反発が反フェミニズムの運動に取り込まれる場合がある(ただし、フェミニズムの中にも性表現の規制に反対する動きはある)。 人工妊娠中絶反対 人工妊娠中絶を推進するリベラル・フェミニズムの思想(プロチョイス)は、胎児の権利を踏みにじるフェミナチズム、フェミファシズムであると、中絶反対派(プロライフ)は批判している。
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