アルファロメオ159とは? わかりやすく解説

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アルファロメオ・159

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 03:44 UTC 版)

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159
159 セダン
159 スポーツワゴン
概要
製造国 イタリア
販売期間 2005-2012年
デザイナー イタルデザイン・ジウジアーロ
アルファロメオ・デザインセンター
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 4ドアセダン
5ドアワゴン
駆動方式 FF
AWD
パワートレイン
エンジン ガソリン:
1.75/1.8/1.9/2.2L I4
3.2L V6
ディーゼル:
1.9/2.0L I4
2.4L I5
最高出力 2.2JTS:185ps/6500rpm
3.2JTS:260ps/6300rpm
最大トルク 2.2JTS:23.4kgm/4500rpm
3.2JTS:32.8kgm/4500rpm
変速機 5/6MT
6セミAT
サスペンション
前:ダブルウィッシュボーン
後:マルチリンク
車両寸法
ホイールベース 2,700mm
全長 4,660mm
全幅 1,830mm
全高 1,415mm
車両重量 1,385–1,695 kg
系譜
先代 アルファロメオ・156
後継 アルファロメオ・ジュリア
テンプレートを表示
159を使用しているカラビニエリのパトロールカー

159(タイプ939 / Tipo 939)は、アルファロメオが製造、販売していた自動車である。

概要

ヒット作アルファ156の後継車として、2005年のジュネーブ・モーターショーで発表された。外観デザインは巨匠ジョルジェット・ジウジアーロとアルファロメオ・デザインセンターとの共同作業によるもので、フロントフェイスは、先立ってコンセプトカーが公開されたアルファロメオ・ブレラのイメージを色濃く反映している。歴史と伝統の盾型グリルを中心に、左右に3連ライトを配した見る人に強烈なインパクトを与えるいかにもアルファロメオの作品らしい仕上がり。


先代156同様、セダンに続きワゴンも設定。ワゴンは先代にあたる「156スポーツワゴン」の後を継ぎ、“最も美しいワゴン”と評された。156から大幅に車体、特に全幅が拡大されたが、ジウジアーロは「ブレラ顔を正しく魅力ある表現にするには、この車幅が必要だった。」と語っている。(実際の旋回性能については、前輪切れ角の増加により、実は156よりも向上している。)

GMと共同開発されたGM/フィアット・プレミアムプラットフォームが用いられ、これは上述のブレラも同様である。当初設定されたエンジンガソリンが、直列4気筒の1.8、1.9、2.2とV型6気筒3.2リットル。ディーゼルは、直列4気筒1.9リットルと直列5気筒2.4リットル。日本では2.2と3.2リットルのガソリンエンジン2種のみが販売された。

GM製エンジンの腰下(実際、至るところにGMマーク)にアルファのヘッドとはいえ直墳ユニットの組み合わせに、アルファV6フィールはあるのかを危惧するが、目覚めたV6ユニットの鼓動は、紛れもなくアルファのもの。FFの直4JTSもNVHはV6とほぼ同じ印象。メカニカルに吹け上がる官能さは期待できないが、これまでのJTSよりも格段に元気に回る。

但しクルマのNVH性能が相当に上がっており、聞こえてくる音は極めて控え目で、音と脈動でドライバーをけしかけるような積極性は希薄になった。

駆動方式はフロントエンジン・フロントドライブを基本とし、大出力の3.2リットルV6にはQ4と呼ばれる四輪駆動が用意される。 アクティブセーフティ面では、トラクションコントロールASR、エンジンブレーキ時の操安性を保つMSR、ブレーキアシストHBA、EBD付きABSが、スタビリティコントロールVDCに統合制御される。 目新しい所では坂道発進をスムーズにする「ヒルホールドシステム」が搭載されている。

カラビニエリのパトカーや在外公館(大使館)、官庁の専用車としても多く使用されている他、アルファロメオがトリノオリンピックのオフィシャルスポンサーとして参画した際、数十台のアルファ159が組織委員会のオフィシャルカーとして提供された。

歴史

2005年、ジュネーブ・モーターショーにて発表。

2008年の一部改良で内装、ダッシュボードが変更され、一部にアルミニウムを使うことにより約45kgの軽量化を果たす。

2009年に新型のガソリン直噴ターボエンジンを搭載した1750 TBiと2.0リットル・ディーゼルを導入。

2010年、1750 TBi以外のガソリンエンジンを廃止。

2011年にガソリンエンジンを廃止し、2.0リットル・ディーゼルのみとなった。親会社であるフィアットが2013年に登場するパンダの第3世代モデルの生産にあたりナポリにある工場の159の生産ラインをパンダ用に改修したことに伴って、日本をはじめイギリスなどの左側通行諸国向けへの販売が終了し、それ以外の国々でも備蓄された部品を使って生産が続けられた、ボディカラーは4色に絞られてたのち生産を終了した[1]

脚注

関連項目

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