アリャビエフの歌曲ナイチンゲールの主題による変奏曲とは? わかりやすく解説

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グリンカ:アリャビエフの歌曲「ナイチンゲール」の主題による変奏曲

英語表記/番号出版情報
グリンカアリャビエフ歌曲ナイチンゲール」の主題による変奏曲Variations on a theme of Mozart's ""

作品解説

2007年11月 執筆者: 齊藤 紀子

 ロシア人として国際的な評価を得るに至った最初作曲家考えられている。また、当時多くロシア人作曲家同様に貴族身分で、言わばディレッタントとして音楽携わるようになった。そして、イタリアベルリンパリにも足を運び、そこで触れた和声法ロシアの音楽要素折衷させる方法模索した。その試行錯誤は、後のロシアの音楽が、グリンカ模範しながら新しい道切り開いていったことから、ある程度成功していると言えるだろう。この変奏曲原曲については、アリャビエフの《夜うぐいすとの別れ》を参照されたい。グリンカが、ベルリン滞在していた(1833-1834年)際、29歳から30歳にかけて作曲された。

 アダージョの4分の4拍子による4小節導入部開始するテーマは、アンダンテ・コン・グラツィア・エ・レガートの指示がなされ、4分の2拍子歌われるテーマ音の並びは、非常に直截的なものでありながら哀愁帯びた内的な性格併せもっている。この変奏曲では、第1変奏からして、扱う音域拡大し始める。そして、第2変奏ではそれに加え音価細分化している。この第2変奏は、比較規模大き構成となっており、途中で移旋する。続く第3変奏は、コン・ブリオの8分の6拍子書かれており、推進力満ち溢れた音楽展開されるまた、この変奏においても途中で移旋見られテンポ変化も度々指示される比較規模大き構成となっている。そして、この変奏をもって曲が閉じる。

Michael Glinka “Variationen Werke 1” Feja 2002



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