アライド・ドメクとは? わかりやすく解説

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アライド・ドメク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 11:39 UTC 版)

アライド・ドメク
Allied Domecq
業種 酒類製造
その後 売却
後継 ペルノ・リカール
設立 1994年
解散 2005年
本社 イギリス ブリストル

アライド・ドメク (Allied Domecq PLC) は、イギリスブリストルに本拠を置く国際企業で、酒類蒸留酒ワイン)製造とファーストフード店の事業を展開していた。かつてはFTSE100種総合株価指数の構成銘柄のひとつだったが、ペルノ・リカールによって買収された。

沿革

アライド・ドメクは、1994年にアライド・ライオンズ (Allied Lyons) とペドロ・ドメク英語版の合併によって成立した[1]。アライド・ライオンズも、もともと1978年アライド・ブルワリーズ英語版と、食品製造やケータリングを扱っていたJ・ライオンズ英語版が合併して成立した会社であった[1][2]

2005年の初めにアライド・ドメクは、フランスに本拠を置く競争相手であったペルノ・リカールから買収を持ちかけられた。ペルノ・リカールは、2005年7月26日にアライド・ドメクの取得を完了し、重複する一部の蒸留酒のブランドは、アメリカ合衆国を本拠とするフォーチュン・ブランズ英語版や、イギリスを本拠とするディアジオに売却した[3]。2005年12月12日、ペルノ・リカールは、レストラン部門(ダンキン・ブランズ:Dunkin' Brands) を、アメリカ合衆国の非公開会社3社(トマス・H・リー・パートナーズ英語版カーライル・グループベインキャピタル)が組んだコンソーシアムに、24.3億ドルで売却することで合意したと発表した。売却手続きは2006年3月1日に完了した[4]

売却時点におけるポートフォリオ

アライド・ドメクの酒類製造部門は、中心となる9件の世界的なブランドと、各地の地域市場で有力な様々なブランドから成っていた。プロダクト・ポートフォリオには、以下が含まれていた。

フォーチュン・ブランズが取得したブランド

  • サウサ - テキーラ
  • クルボアジェ - コニャック
  • カナディアンクラブ - ウイスキー
  • クロ・デュ・ボワ (Clos du Bois) などカリフォルニア州ソノマ郡ナパ郡のワイン・ブランド
  • ラフロイグ - モルト・ウィスキー
  • メーカーズマーク - バーボン・ウイスキー
  • ティーチャーズ・ハイランドクリーム - スコッチ・ウイスキー
  • コバーンズ - ポート・ワイン
  • ハーベイ・シェリー・ブリストル・クリーム
  • ラリオス (Larios) - ジン
  • DYCウィスキー英語版
  • フンダドール (Fundador) - スペインのブランデー
  • センテナリオ (Centenario) - スペインのブランデー
  • クンメルリング英語版 - ドイツのハーブ・リキュール

関連項目

脚注




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