アメリカ軍撤退開始
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 07:15 UTC 版)
「2021年ターリバーン攻勢」の記事における「アメリカ軍撤退開始」の解説
2021年5月1日、駐留米軍が正式に撤退を開始し、この時点で米軍とターリバーン間の停戦は守られていたが、アフガン政府軍とターリバーン間の戦闘は続いていた。6月25日にはバイデン大統領とガニー大統領が米ホワイトハウスで首脳会談を行い、バイデンは『永続的パートナーシップ』を約束し、アフガニスタン政府に対する財政支援を継続する意向を示したものの、米軍撤退後の具体的な軍事支援については明確にならなかった。 米軍の撤退は順調に進み、7月2日にはカーブル近郊にある米軍の最大の拠点だったバグラム空軍基地からの撤収が完了し、国防総省のジョン・カービー報道官はこの日、8月末までには米軍撤退が完了するとの見通しを示した。7月6日にアメリカ中央軍は撤退が9割方完了したと表明し、この日までにアフガニスタン側に7基地を正式に引き渡し、C17輸送機ほぼ1000機分の軍備撤収も完了させた。7月8日、バイデン大統領は駐留米軍の撤退を予定より早め、8月31日までに完了させることを表明した。同日、イギリスのボリス・ジョンソン首相は下院で演説し、北大西洋条約機構(NATO)の一角として駐留していたイギリス軍の大半が既にアフガニスタンから撤収したことを明らかにした。
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