アプリケーション管理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 16:41 UTC 版)
「Information Technology Infrastructure Library」の記事における「アプリケーション管理」の解説
アプリケーション管理ではITILにおけるアプリケーションの位置付けと具体的な管理手法について説明されている。 ライフサイクルマネジメント ITサービスのライフサイクルを6つにフェーズ分けし、それぞれのフェーズに対し、アプリケーションをどのように取り扱うべきかについて説明がされている。従来のIT業界では「開発」(アプリケーションの作成)と「運用」を別個に考えられていたが、この方式では同じアプリケーションに対しての開発と運用の間に断絶を生み、うまく機能しない場合があった。ITIL・アプリケーション管理ではライフサイクルマネジメントの考え方のもと、2つの領域を相互に関連するものととらえ、ひとつのライフサイクルの中で最も効率のよい仕様にすることを提唱している。具体的にはアプリケーションの要件定義、設計、構築のプロセスをアプリケーション開発、展開、運用、最適化のプロセスをサービスマネジメントと定義し、それぞれにおけるアプリケーションの管理手法について解説している。 アプリケーションポートフォリオ アプリケーションポートフォリオとはアプリケーションを企業資産とみなし、アプリケーションが提供する機能、事業にとっての重要度、アプリケーションの開発コストやランニングコストなどを明確化し、整理するという概念であり、ITILではアプリケーションポートフォリオの実施手法について解説されている。これを実施することで経営者がアプリケーションに関する事業上の決定についてより適切な判断を下すことができ、結果的にITサービスにおける品質の向上につながっていく。
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