アパーチャー‐グリル【aperture grill】
アパーチャーグリル
トリニトロンブラウン管が採用している色選別機構。縦ストライプ状の蛍光面を生かすために、上下に切れ目のないスリット形状としている。ドーミング、モアレ(干渉縞ノイズ)といったトラブルも発生しない。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 藤原陽祐)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
アパーチャグリル
【英】aperture grill
アパーチャグリルとは、CRTディスプレイの一種であるトリニトロン管で採用された、電子ビームをRGBの各色で表示するための機構をストライプ状にした技術のことである。ソニーが開発した。
CRTディスプレイの代表的な方式であるシャドウマスク方式では、マスク機構は無数の穴があいた状態になっており、電子ビームはドット状で透過する。アパーチャグリルはシャドーマスクに比べてより多くの電子ビームを透過させることができるため、より明るく鮮明な画面表示を実現することが可能となる。
アパーチャグリルはソニーのトリニトロン管、および三菱電機のダイヤモンドトロン管で採用された。なお、アパーチャグリルやシャドーマスクの他にスロットマスクと呼ばれる方式もある。
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アパーチャーグリル
アパーチャーグリル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 14:54 UTC 版)
「日本の発明・発見の一覧」の記事における「アパーチャーグリル」の解説
旧来のシャドーマスクと並ぶ、ブラウン管(CRT)ディスプレイの2大技術の1つである。アパーチャーグリルは、1968年にトリニトロンテレビでソニーが導入した。
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