アップグレードエディション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 07:43 UTC 版)
「Microsoft Windows 7」の記事における「アップグレードエディション」の解説
プロセッサのアーキテクチャ (IA-32, AMD64)、エディション、言語が同じならば、Windows Vista Service Pack 1からWindows 7へその場でアップグレードすることができる。 Windows XPからは環境の引き継ぎができず、クリーンインストールを行わなければならない。 しかし、マイクロソフトはいくつかの国において明確な根拠もないままWindows XP、Windows Vistaを問わずクリーンインストールするように薦めていたこともある。 標準アップグレード版 Windows 7のアップグレード版を利用して、適切なエディションのWindows XPとWindows Vistaから適切なエディションのWindows 7へのアップグレードがサポートされている。ただし、XPからは直接Windows 7へアップグレードすることはできない。Windows VistaにアップグレードしてからWindows 7にアップグレードするか、Windows転送ツールを利用してインストールされたプログラムからデータや設定を集めてからWindows 7をインストールし、その後全てのプログラムをインストール後、Windows転送ツールを使いプログラムのデータと設定を復元させる方法があるが、プログラムがWindows 7をサポートしていなければ、そのプログラムはインストールできないか、動作しなくなる。後者の方法では、Windows 7の新規インストールとなるので、すべてのソフトウェアの再インストールが必要となる。また、ハードウェアを変えずにそのままにするのであれば、適切なデバイスドライバを確認しておく必要もある。 標準アップグレード版 (ファミリーパック) Windows 7にはWindows 7 Home Premiumのみにアップグレードすることができる「アップグレードファミリーパックエディション」が特定の市場のみにおいて提供されている。これは3台までのWindows Vista(Home Basic、Home Premiumエディションのみ) からWindows 7 Home Premiumエディションにアップグレードできるライセンスが与えられる。アップグレードされる各マシンには対象となるWindowsが導入されている必要がある。アメリカ合衆国では、2009年12月初めにいったん提供を中止し、その後マイクロソフトが2010年10月3日より最後かつ期間限定でファミリーパックの供給を再開するとアナウンスされた。 Windows Anytime Upgrade Windows 7はWindows Anytime Upgradeを使用することで、利用中のWindows 7の下位エディションから上位エディションへその場でアップグレードすることができる。小売りで入手できる3つのバージョンが存在する。Windows Anytime Upgradeのファミリーパックについての計画はない。なお、Home BasicとEnterpriseからはWindows Anytime Upgradeを用いた方法でのアップグレードを行うことができない(インストールメディアからのアップグレードを行う必要がある)。また、EnterpriseからUltimateにすることはできず、その逆もできない。 Windows Anytime Upgradeを利用できる組み合わせは次の通りとなっているStarterからHome Premiumへ StarterからProfessionalへ ※ StarterからUltimateへ ※ Home PremiumからProfessionalへ Home PremiumからUltimateへ ProfessionalからUltimateへ ※ ※を付したものは小売で扱っておらず、Microsoft Storeのみで扱っている。
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