アケノワセ【アケノワセ】(食用作物)
登録番号 | 第4112号 | |
登録年月日 | 1994年 11月 22日 | |
農林水産植物の種類 | あずき | |
登録品種の名称及びその読み | アケノワセ よみ:アケノワセ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 11月 26日 | |
品種登録者の名称 | 北海道 | |
品種登録者の住所 | 北海道札幌市中央区北3条西6丁目 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 千葉一美 白井滋久 島田尚典 藤田正平 成河智明 原正紀 村田吉平 足立大山 土屋武彦 三浦豊雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「十系276 号」に「十育106 号」を交配して育成された固定品種であ り,育成地(北海道河西郡芽室町)における成熟期は早,子実の形は円筒,倒伏抵抗 性に強く,落葉病及び茎疫病抵抗性に強い夏小豆型品種である。 伸育性は直,蔓化性は難,分枝数は少,若茎の色は緑,主茎長は短,主茎節数は少 である。葉色は緑,小葉の大きさは中,下位葉及び上位葉の形は円葉である。花色は 黄,熟莢の色は極淡褐,莢の長さ及び幅は中,莢内胚珠数及び莢内粒数は少である。 子実の形は円筒,大きさは中の小,種皮の斑紋は無,種皮の地色は赤,品質は中の上 である。生態型は夏小豆型,開花期は中の早,成熟期は早,倒伏抵抗性は強,子実収 量は中の少である。ウイルス病抵抗性は中,落葉病抵抗性及び茎疫病抵抗性は強,種 皮歩合は高である。 「ハヤテショウズ」と比較して,上位葉の形が円葉であること,莢内胚珠数が少な いこと,子実の形が円筒であること,落葉病抵抗性及び茎疫病抵抗性が強いこと等で, 「ハツネショウズ」と比較して,主茎長が短いこと,熟莢の色が極淡褐であること, 莢内粒数が少ないこと,子実の形が円筒であること,成熟期が早いこと等で区別性が 認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,北海道立十勝農業試験場(河西郡芽室町)において,昭和56年に「十 系276 号」に「十育106 号」を交配し,初期世代は集団選抜を行い,59年以降系統育 種法により選抜,育成された固定品種である。61年に生産力検定予備及び系統適応性 検定試験,63年以降「十育124 号」の系統名で生産力検定試験及び奨励品種決定調査 等の試験を行い,その特性が固定したことを確認して育成を完了したものである。平 成3 年は雑種第12代である。 |
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