アキデパ フジヤマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 07:34 UTC 版)
「アキハバラデパート」の記事における「アキデパ フジヤマ」の解説
つくばエクスプレスの開業を控えて秋葉原が大きく変貌するにあたり、アキハバラデパートも変わる必要に迫られていた。しかし、経営する泰道グループはバブル崩壊後の痛手から抜けられず、リニューアルのための資金を用意できなかった。一方、駅での店舗ビジネスを展開するJR東日本は秋葉原の市場性に注目、改装資金を出す代わりに経営権の譲渡を申し入れた。 双方の思惑が一致し、2002年に同デパートの経営権が泰道グループからJR東日本に移った。同時に店舗をオタク向けに改装する「アキデパ フジヤマ」計画が実行され、2階の約半分と3階のほぼ全フロアが同年1月26日に閉鎖した(当時、「撤退」と表現された)。 3月18日にリニューアルオープンし、同月21日にはフジヤマの象徴となるコスプレ喫茶「アキバカフェ」がオープン。他にもガンダムやフィギュア、映像ソフトなどの売場も設置され、時流に乗った転換として当時注目された。 しかし、いずれも専門性が中途半端だった事に加え、店員が改装前に紳士服や酒類を扱っていた者で商品知識もなかった事などから売上げが伸び悩み、在庫処分を繰り返すなど、運営は軌道に乗らなかった。フジヤマの象徴のはずだったアキバカフェはわずか8ヶ月で閉店し、公式ウェブサイトや通販ページも相次いで閉鎖され、その他の店舗も1年足らずで一般店舗へと再改装することとなった。
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