アカウントアグリゲーションとは? わかりやすく解説

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アカウント‐アグリゲーション【account aggregation】


アカウントアグリゲーション

別名:アカウントアグリゲーションサービスアグリゲーションサービス
【英】account aggregation, account aggregation service, aggregation service

アカウントアグリゲーションとは、Web上で提供されている複数銀行証券会社などのサービスについて、アカウント情報をあらかじめ登録し一度認証だけで残高振り込み履歴といった情報一括して参照できるようにするサービスのことである。

一般的にインターネット経由銀行口座残高情報を見るためには、その銀行ログイン画面IDパスワード入力して残高参照ページクリックするという操作が最低でも必要になる。そして、複数銀行口座参照するには、同様の操作それぞれの口座毎に行う必要があるこのためインターネット経由複数アカウント残高確認しなければならない時は、大きな手間発生することがあった。

アカウントアグリゲーションを利用すればこのような手間を省くことが可能となる。統合利用可能なサービスは、銀行証券生命保険クレジットカードポイントサイトISP料金、その他オンラインサービスなどとなっている。セキュリティについては、各アカウント管理情報ローカルPC保存されるタイプサービスであれば一定の安全性確保される


参照リンク
JNBアグリゲーション
MoneyLook
gooワンビリング
Agurippa(アグリッパ)
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アカウントアグリゲーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/19 12:21 UTC 版)

アカウントアグリゲーションとは、利用者が所有する複数の金融機関口座や金融サービス(銀行証券カード、決済サービス等)のデータを、第三者サービス(フィンテック企業など)が利用者の同意を得た上で一元的に取得・集約・可視化・分析する仕組み。

近年、銀行や金融機関が「オープンバンキングAPI」を整備したことにより、従来のように利用者がID・パスワードを登録してスクレイピング的に情報を取得する方式から、より安全で標準化されたAPI連携方式への移行が進んでいる。

概要

アカウントアグリゲーションは、複数の金融機関やサービスに分散している利用者の口座情報を一元的に取得・表示する仕組み。従来はスクレイピングやID・パスワードを用いた認証が主流だったが、現在はセキュリティや法規制の観点から、API連携による方式が標準化されている。

方式・分類

銀行API(オープンバンキング)方式

銀行や金融機関が外部の第三者に向けて標準化されたAPI(Application Programming Interface)を公開し、認可を受けた第三者サービス(TPP: Third-Party Provider)が利用者の承諾に基づいて口座残高、取引履歴、振替実行などの情報にアクセスする方式である。OAuth 2.0OpenID Connectを用いた認可・認証、暗号化通信、アクセス制御などの仕組みによって高いセキュリティが確保されている。

従来方式(スクレイピング等)

利用者が各金融機関のログインIDやパスワードを第三者サービスに登録し、サービス提供者がブラウザ操作を模倣して情報を取得する方式である。この方式は黎明期に多く用いられたが、セキュリティ上の懸念や維持管理の煩雑さから、近年ではAPI方式に置き換えられつつある。

アグリゲーション・プラットフォーム型

複数の銀行APIを一括で接続できる「アグリゲーター(中間プラットフォーム)」を経由して第三者サービスが利用するモデルである。この方式により、銀行ごとの仕様差異や接続コストを軽減し、API連携を効率化することができる。

日本における状況

日本では、2017年の銀行法改正を契機として、オープンバンキングAPIの整備が本格化した。多くの銀行が外部連携のためのAPIを提供しており、マネールックマネーフォワードマネーツリーなどがそれを活用してサービスを提供している。

一方で、APIの接続範囲や仕様、更新頻度、データ項目などは銀行ごとに差異があり、欧州などと比較すると標準化・普及の面で課題が残っている。

また、銀行口座以外の金融データ(カード、電子マネー、証券、保険など)への拡張も議論されており、「オープンファイナンス」への発展が期待されている。

利点と課題

利点

  • 複数の金融機関やサービスを横断して残高や取引を一画面で確認でき、個人や企業の資金状況を俯瞰的に把握できる。
  • 銀行APIを利用することで、従来のスクレイピング方式よりも高いセキュリティと信頼性を実現できる。
  • 集約されたデータを基に、家計分析、資産運用、会計・税務処理、決済支援など多様な付加価値サービスを提供できる。

課題

  • 銀行ごとのAPI仕様の違いにより、第三者サービス側の接続コストや運用負荷が大きい。
  • 利用者の同意管理、アクセス制御、ログ監査、不正検知など、セキュリティ・プライバシー保護の仕組みが依然として重要である。
  • APIを提供していない金融機関や、非銀行系サービス(電子マネー、ポイント、証券など)との連携が限定的である。
  • データの標準化や制度整備が進行中であり、エコシステムとしての成熟には時間を要する。

今後の展望

  • オープンバンキングからオープンファイナンスへの発展が進んでいる。
  • 銀行口座のみならず、証券、保険、電子マネー、ポイントなど多様なデータを対象とする動きが活発化している。
  • API仕様の標準化や共通認証基盤の整備により、第三者サービスの開発・運用の効率化が期待されている。
  • また、AIや機械学習を活用した支出予測、不正検知、信用スコアリングなどの新たなサービスも登場している。
  • 今後は、利用者保護、同意管理、データガバナンスなどの制度面の強化と、金融機関・フィンテック・監督当局の協調が鍵となる。

用語

  • オープンバンキング:銀行が外部の第三者サービスに対してAPIを公開し、利用者の同意のもとでデータ連携や機能提供を行う仕組み。
  • アカウントアグリゲーション:複数口座やサービスのデータを集約・分析・可視化する概念全体を指す。
  • 第三者サービス(TPP):銀行以外で、利用者の同意を得て金融データにアクセスする事業者。
  • スクレイピング方式:IDやパスワードを利用して自動操作によりデータを取得する旧来方式。現在は縮小傾向にある。
  • APIアグリゲーター:複数の銀行APIを一括接続する中間プラットフォーム。接続コストと管理負担を軽減する役割を持つ。

脚注

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