MoneyLook
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/03 04:52 UTC 版)
MoneyLook(マネールック) は、日本のアカウントアグリゲーション(口座情報自動取得)サービスであり、複数の銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどの取引明細・残高情報を一元管理することができる。 運営は SBIビジネス・ソリューションズ株式会社(SBIグループ)によって行われている。[1]
概要
MoneyLook(マネールック)は、個人および法人向けに、インターネットバンキングやクレジットカードの明細情報を自動で取得し、統一フォーマットで表示・出力できるサービスである。 個人利用では複数の口座残高やカード利用明細をまとめて確認できたが、2022年5月31日をもって無料版MoneyLookのサービス提供は終了している。法人利用では経理・会計業務の効率化を目的として導入されている。
法人向けには「MoneyLook BIZ(マネールック・ビズ)」として提供され、企業の複数口座の入出金明細を自動取得し、会計ソフトや販売管理システムなどに連携できる機能を備える。
同サービスはクラウドAPIやCSV出力を通じてシステム連携を行うことが可能であり、経理業務の自動化・省力化を支援している。[2]
運営会社
- 運営主体:SBIビジネス・ソリューションズ株式会社(SBI Business Solutions Co., Ltd.)
- 本社所在地:東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー
- 主要株主:SBIグループ100%
- 設立:1989年9月
- 事業領域:クラウド会計・経理支援、フィンテックサービス、業務DX支援 等
沿革
- 2002年:個人向けマネールックサービス開始(複数金融機関の明細を自動取得・管理)[3]
- 2021年:法人向けサービス「MoneyLook BIZ」提供開始[4]
- 2023年:公式サイトを全面リニューアル、法人ブランドの統一を発表[3]
- 2025年:MoneyLook BIZの累計導入社数が55万社を突破[5]
主な機能
導入と連携実績
- 2007年12月、弥生会計シリーズ(弥生株式会社)との連携を開始[6]
- 2017年2月、大臣シリーズ(応研株式会社)との連携を開始[7]
- 2017年11月、PCA会計シリーズ(ピー・シー・エー株式会社)との連携を開始[8]
- 2018年9月、OBC奉行クラウドシリーズ(株式会社オービックビジネスコンサルタント)との連携を開始[9]
- 2020年5月、財務応援シリーズ(エプソン販売株式会社)への提供を開始[10]
- 2023年10月、株式会社UPSIDERとのAPI連携により法人カード「UPSIDER」の明細自動取得を開始[11]
- 2024年3月、株式会社クレディセゾンとのAPI連携により「セゾンカード」の明細自動取得を開始[12]
- 2024年8月、法人導入累計45万社を突破[13]
- 2025年4月、株式会社ジェーシービー(JCB)とのAPI連携によりクレジットカード明細の自動取得を開始[14][15][16]
- 2025年9月、法人導入累計55万社を突破[13]
- 2025年9月、アクトレシピ株式会社が提供するノーコードiPaaS「ActRecipe」とのAPI連携を開始[17][18][19]
- 2025年9月、株式会社日本デジタル研究所(JDL)「AI-OCR PLUS 仕訳入力システム」との連携を開始[20][21]
- 不動産業向けSaaS「いえらぶCLOUD」との連携により、入金照合業務の効率化事例が報告されている[22][23]
社会的背景と意義
MoneyLook(マネールック)は、日本国内で早期にアカウントアグリゲーション技術を実用化したサービスの一つである。
電子帳簿保存法やインボイス制度の導入など、経理業務の電子化が進む中で、金融データの自動取得・API連携を通じて企業の業務DXを支援する役割を果たしている。[5]
特に中小企業では、複数口座の明細取得・照合作業を自動化することで、経理担当者の負荷軽減や人的ミス防止につながるとされている。
関連項目
出典
- 1 2 MoneyLook公式サイト「サービス紹介」(SBIビジネス・ソリューションズ株式会社, 閲覧日 2025年11月20日)
- ↑ SBIビジネス・ソリューションズ株式会社「銀行入出金明細自動取得サービス『MoneyLook BIZ』累計導入社数50万社を突破」(PR TIMES, 2023年11月30日, 閲覧日: 2025年11月20日)
- 1 2 入出金明細取得の課題を一気に解決!「MoneyLook BIZ」公式サイトをリニューアルオープン SBIビジネス・ソリューションズ株式会社 プレスリリース(2023年12月20日)(閲覧日 2025年11月20日)
- ↑ 銀行入出金明細自動取得サービス「MoneyLook BIZ」累計導入社数50万社を突破 マピオン ニュースリリース(閲覧日 2025年11月20日)
- 1 2 SBIビジネス・ソリューションズ株式会社「銀行入出金明細自動取得サービス『MoneyLook BIZ』累計導入社数55万社を突破」(2025年9月12日発表, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ SBIホールディングス「銀行口座管理ソフト『MoneyLook for 弥生』を開発、弥生株式会社に提供へ」(2007年12月7日, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ 応研「フィンテックに大蔵大臣が本格参入!『大臣フィンテックサービス』のご案内」(2017年2月27日, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ ピー・シー・エー「PCAがFinTechに対応!金融機関口座明細参照系データ連携を2018年1月より提供開始」(2017年11月6日, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ オービックビジネスコンサルタント「『奉行クラウド』が国内約1,200の金融機関に対応し、仕訳を自動化」(2018年9月19日, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ エプソン「会計ソフト「R4シリーズ」を銀行APIに対応させ、経理業務のキャッシュレス化を促進」(2020年5月29日, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ SBIビジネス・ソリューションズ「『UPSIDER』と『MoneyLook BIZ』がAPI連携を開始」(2023年10月30日, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ SBIビジネス・ソリューションズ株式会社「『セゾンカード』と『MoneyLook BIZ』がAPI連携を開始」(2024年3月26日, 閲覧日: 2025年11月20日)
- 1 2 SBIビジネス・ソリューションズ「『MoneyLook BIZ』累計導入社数55万社を突破」(2025年9月12日, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ SBIビジネス・ソリューションズ株式会社「『JCBカード』と『MoneyLook BIZ』がAPI連携を開始」(PR TIMES, 2025年4月22日発表, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ SBIビジネス・ソリューションズ株式会社「『JCBカード』と『MoneyLook BIZ』がAPI連携を開始」(2025年4月22日発表, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ 株式会社ジェーシービー「『JCBカード』と入出金明細自動取得サービス『MoneyLook BIZ』がAPI連携を開始」(2025年4月22日発表, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ SBIビジネス・ソリューションズ「『MoneyLook BIZ』とiPaaS『ActRecipe』がAPI連携開始」(2025年9月12日, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ アクトレシピ「『ActRecipe』×『MoneyLook BIZ』API連携開始(お知らせ)」(2025年9月1日, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ アクトレシピ「iPaaS『ActRecipe』において『MoneyLook BIZ』とのAPI連携を開始」(2025年9月1日, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ SBIビジネス・ソリューションズ「JDL『AI-OCR PLUS 仕訳入力システム』が『MoneyLook BIZ』を採用し連携開始」(2025年9月12日, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ 日本デジタル研究所「AI-OCR PLUS 仕訳入力システム」(閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ いえらぶGROUP「『いえらぶCLOUD』が『MoneyLook BIZ』と連携開始!」(2025年9月12日, 閲覧日: 2025年11月20日)
- ↑ SBIビジネス・ソリューションズ「いえらぶCLOUDが『MoneyLook BIZ』を採用」(2025年9月12日, 閲覧日: 2025年11月20日)
外部リンク
- MoneyLookのページへのリンク