領海外大陸棚
【英】: outer continental shelf
同義語: アウター・コンチネンタル・シェルフ 外縁大陸棚
略語: OCS
米国の大陸棚のうち、連邦政府の管轄する部分。 石油を始めとする地下資源は土地所有者に帰属するという法理が適用されている米国では、所有関係が特定されない大陸棚における海底の土地の所有権と海底下の石油資源の帰属を明確にする必要が生じ、米国では 1953 年の Submerged Lands Act および Outer Continental Shelf Lands Act によって、海岸線から 3 マイル(テキサス州およびフロリダ州のメキシコ湾岸では 3 海洋リーグ=約 10.5 マイル)まで各州、その外側は連邦の所管と規定された。なお、この境界設定に関しては現在もカリフォルニア州その他と係争中の部分がある。他の英米法諸国のうちカナダでは、連邦政府が海域全般における管轄権を主張しているため、OCSという用語は用いられていない。またオーストラリアでは、米国同様 3 マイル以内が各州、それ以外は連邦の所管となっているが、石油資源については 1967 年 Petroleum(Submerged Lands)Act ほかによって関係州との共管下においている。OCS に相当する用語として Adjacent Area という表現が用いられている。英国では、1934 年 Petroleum(Production)Act により、英国領内の石油資源は国王(または女王)に帰属し、国王(または女王)はこれを開発する排他的な権利を有するとされているが、北海における石油・ガスの探鉱開発意欲の高まりを背景として、1964 年Continental Shelf Act を定め、海岸線 3 マイル(territorial waters)以遠の大陸棚における石油資源に対する主権とその鉱業権の帰属を国家と定め、その後の北海石油開発の法的基盤を打ち出した。(→OCS リース、海の境界画定) |

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