みつさかり【ミツサカリ】(桑)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8013号 |
登録年月日 | 2000年 3月 30日 | |
農林水産植物の種類 | 桑 | |
登録品種の名称及びその読み | みつさかり よみ:ミツサカリ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岩田益、樋田仁蔵、山本賢、市橋隆壽、内田満、水本文洋 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「魯八」に「はやてさかり」を交配して育成されたものであり,枝条数はやや多く,耐倒伏性及び縮葉細菌病抵抗性に強い多収の夏秋蚕期の壮蚕用品種である。刈桑樹型は直立,冬芽の着き方は平行直立,冬芽の形は短三角形,色は褐色,光沢及び副芽の多少は中である。葉の欠刻数は4,大きさはやや小,葉先は尖頭状,鋸歯は乳頭状,色は緑色,葉面の粗滑は平滑,葉の横断面はV字状,厚さは中である。枝条数はやや多,枝条の長さは中,太さはやや太,色は灰白色,表面の粗滑はやや滑,枝の姿勢は直立,曲直は真直,節間長は短である。花性は偏雌性,雌花穂の多少は少である。樹勢はやや強,発芽の早晩は晩,再発芽力はやや強である。耐寒性はやや強,耐倒伏性は強,縮葉細菌病抵抗性は強,萎縮病抵抗性は弱,裏うどんこ病抵抗性はやや強である。蚕期別収葉量は春蚕期は中,夏秋蚕期は多,芽のすそ上がりはやや長,葉の硬化は晩,飼料価値は良である。「はやてさかり」と比較して,冬芽の形が短三角形であること,枝条の色が灰白色であること,花性が偏雌性であること等で,「しんいちのせ」と比較して,冬芽の色が褐色であること,枝条数が多いこと,枝条の色が灰白色であること,花性が偏雌性であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和50年に九州農業試験場(熊本県鹿本郡植木町)において,「魯八」に「はやてさかり」を交配し,51年より56年まで固体選抜,以後,系統選抜により育成されたものであり,60年より特性検定試験,平成元年より系統適応性検定試験を行い,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「九75-08」であった。 |
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