まんがで読む枕草子とは? わかりやすく解説

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まんがで読む古典

(まんがで読む枕草子 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/03 19:11 UTC 版)

まんがで読む古典』(まんがでよむこてん)は、NHKNHK総合テレビ)で1988年から1992年にかけて放送された教育番組のシリーズである。

1988年放送の第1作『まんがで読む枕草子』(まんがでよむまくらのそうし)の好評を受けて1989年よりシリーズ化され、のちに『枕草子』も当シリーズに組み入れられた。

なお本項では、レギュラー終了後の集中放送である『まんがで読む古典スペシャル』についても取り扱う。

番組構成

司会は、全シリーズとも清水ミチコが務めた。取り上げた作品の作者もしくは主人公を俳優が演じ、作品の成立背景などを解説する。作品は、始め原文が加賀美幸子の朗読つきで画面に現れ、次に該当部分を若者口調(橋本治が提唱する桃尻語訳)で現代語訳したものがアニメーション[1]で流れる一風変わったスタイルであった。『徒然草』からは専門家の解説コーナーが追加され、『伊勢物語』までは各回にゲストが登場した。

まんがで読む枕草子

橋本治『桃尻語訳 枕草子』(河出書房新社)がベース。

まんがで読む古典

主題歌:爆風スランプ「それから」

徒然草

第1回のみ、「放送ライブラリー」(神奈川県横浜市)にて視聴することができる。

更級日記

現在[いつ?]当作品は、NHKアーカイブス埼玉県川口市)内にある「番組公開ライブラリー」、または全国のNHK支局に併設されている同施設にて視聴することができる。

蜻蛉日記

  • 原作:藤原道綱母蜻蛉日記
  • 脚本:林真理子
  • 出演
    番組内では「蜻蛉(かげろう)さん」と呼ばれる。
    • 第1回の冒頭のみ、前作『更級日記』の藤谷も出演した(菅原孝標女が道綱母の姪のため)。
  • キャラクターデザイン:桜沢エリカ
  • 解説:高橋いづみ
  • 放送期間:1989年11月7日 - 12月12日

伊勢物語

レギュラー放送は本作が最後となった[2]。原作者不明作品という性質上、作品の主人公役(在原業平)が登場する唯一の作品であった。

まんがで読む古典スペシャル

雨月物語

1990年の夏休み期間に集中放送[3]された。江戸時代の作品は本作が唯一である。

源氏物語

1991年の春休み期間に集中放送された。当作品が「まんがで読む古典」の最後の新作である。

単行本

  • 角川書店
    • NHKまんがで読む古典 枕草子(作・画:面堂かずき)
    • NHKまんがで読む古典 徒然草(作・画:しもがやぴくす、保土ヶ谷うさぎ、みらい戻)
    • NHKまんがで読む古典 更級日記(作・画:羽崎安実
    • NHKまんがで読む古典 蜻蛉日記(作・画:羽崎安実
    • NHKまんがで読む古典 伊勢物語(作・画:細村誠)
    • NHKまんがで読む古典 雨月物語(作・画:犬養陵一朗)
    • NHKまんがで読む古典 源氏物語(作・画:鳥羽笙子)
  • ホーム社漫画文庫(ホーム社発行・集英社発売)
    • NHKまんがで読む古典1 枕草子
    • NHKまんがで読む古典2 更級日記・蜻蛉日記
    • NHKまんがで読む古典3 源氏物語・伊勢物語
  • 金の星社
    • NHKまんがで読む古典1 源氏物語(原作:紫式部、画:鳥羽笙子)
    • NHKまんがで読む古典2 蜻蛉日記(原作:藤原道綱母、画:羽崎やすみ)
    • NHKまんがで読む古典3 枕草子 上(原作:清少納言、画:面堂かずき)
    • NHKまんがで読む古典4 枕草子 下(原作:清少納言、画:面堂かずき)
    • NHKまんがで読む古典5 伊勢物語(画:細村誠)

脚注

  1. ^ ただし、アニメーションといっても動きの乏しい紙芝居に近い。
  2. ^ 終了後は、NHK教育テレビにて過去作品が再放送された。
  3. ^ なお番組最後には、漫画化してほしい古典作品の募集告知が流れた。

外部リンク


まんがで読む枕草子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 09:21 UTC 版)

まんがで読む古典」の記事における「まんがで読む枕草子」の解説

橋本治桃尻語訳 枕草子』(河出書房新社)がベース原作清少納言枕草子脚本橋本治 出演鳥越マリ(現:鳥越まり)(清少納言番組内では「ナゴンちゃん」と呼ばれるキャラクターデザイン赤星たみこ 放送期間1988年10月4日 - 1989年3月14日

※この「まんがで読む枕草子」の解説は、「まんがで読む古典」の解説の一部です。
「まんがで読む枕草子」を含む「まんがで読む古典」の記事については、「まんがで読む古典」の概要を参照ください。

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