ほぼ全作品に共通
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 23:52 UTC 版)
主人公および味方キャラクターについては、キャラクターの総合的な強さを示す「レベル」という概念がない。このため、レベルアップに伴い各種パラメータが一斉に上がることはない。 モンスター種族の存在する作品では、変身後の強さを決めるためにモンスター用のレベルが設定されており、高いレベルほど強い傾向にある。また、作品によっては熟練度などの特殊な成長要素をレベルと称する場合もある。しかしいずれも、一般の「経験値を積むことでキャラクターの総合的な強さが上昇する」レベルとは関係が無い。 キャラクターの成長方法は作品によって異なるが、多くは「戦闘終了時にときどき個々のパラメータが上がる」作品が多い。これは使った力が上がるので結局は部分レベルアップという見方も可能だが、『ロマンシング サ・ガ2』以外は「一定の経験値を積めば必ずレベルが上がるわけではない」ため、成長はある程度偶然に左右される。また、敵については、味方の成長・能力取得などの確率を判定するためにレベルが設定されており、レベルの高い敵と戦えば成長しやすい。ただし敵は全体的に強めに設定されており、一撃死もよくある。戦うごとにセーブ・死んだらリセットというプレイスタイルが必要になることもある。 また、特定作品では、戦闘自体では成長しないキャラクターもいる。 『魔界塔士 Sa・Ga』などに登場するモンスター種族は、より強い敵の肉を食べて(『サガ フロンティア』では倒した敵の技を取り込んで)強いモンスターへ変身する。 『魔界塔士 Sa・Ga』の人間などは成長用アイテムを購入して使用することで成長する。 『Sa・Ga2 秘宝伝説』などのメカはより強い武器・防具などを装備する(『サガ フロンティア』ではそれに加えプログラムをインストールして対応する技を習得する)ことで強化する。 『アンリミテッド:サガ』は全キャラクターがシナリオ達成時にもらえるスキルパネルをセットすることで強化する。 コマンド体系上単に「たたかう」という概念はなく(あるとすれば直接攻撃の意味ではなく戦闘の意志を示すコマンドであり)、武器・魔法・技・術がほぼ同列に扱われており、それらを直接選択する形になる。作品によってはいわゆるMPの概念もない。攻撃名の中には「やきつくす」「押しつぶし」のような、もはや特定の技名とは呼べないような攻撃方法が混ざっている作品もある。 多くの敵には弱点となる攻撃が設定されており、ボスは明確な弱点こそほとんど無いが、他の作品では効かないように設定されている即死攻撃が効いたり、能力低下や状態異常の魔法や能力が効くように設定されることが多い。そのため、力押しでクリアするのはかなりの時間が掛かるが、敵の弱点を把握すると難易度が大きく下がる。
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