法隆寺旧境内
名称: | 法隆寺旧境内 |
ふりがな: | ほうりゅうじきゅうけいだい |
種別: | 史跡 |
種別2: | |
都道府県: | 奈良県 |
市区町村: | 生駒郡斑鳩町 |
管理団体: | |
指定年月日: | 1951.06.09(昭和26.06.09) |
指定基準: | 史2,史3 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 西院の旧寺地は天平十九年の資財帳に「合寺院地方各一百文」と見え、その四至はなお詳細を欠く憾があるが、古今目録抄に示されている寺地については、その北端は凡そ上御堂と円城院の脊部附近を連ねる線に南端は南大門に、東西両端は東西大門に至るものと推定され、天平時代の寺地もこれを基にして求むべく、更に若草伽藍跡の大半が、その南東部に含まれ、また当初の築垣の痕跡が中門前に遺ることは貴重である。東院の旧寺地は天平宝字五年の東院資財帳に「院地壹区東西各丗七丈南北各五十二丈」と見え、その境域は南北は北室院裏の道路から南大垣に至り、東西は恐らく西大垣から中宮寺境内の稍々西方に至る間かと推定される。而して近時域内から斑鳩宮跡の一部に擬すべき遺構が発見されたことは注意すべきである。 即この一帯の地域は旧境内として上代寺院史上重要であるばかりでなく金堂・塔婆・夢殿等の建物は創建の姿をとどめ、更に斑鳩宮跡・若草伽藍跡等を含んでいて歴史的価値は極めて高く重要な史跡である。 |
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