ふれあい図書室の歴史
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1998年(平成10年)8月に開設された。開設当初は図書を所蔵しており、2011年(平成23年)度時点の蔵書数は10,056冊、図書室の面積は201m2であった。読書機会の少ない人を呼び込もうという戦略の下で、図書室に健康器具を設置し、それを目当てに開館時間前から図書室には行列ができるほど人気を博した。この健康器具は電流が流れる椅子で、1回20分を要するため、その間雑誌を読み、隣で器具を使っている人と会話するという交流が生まれたという。 図書室のある「ポルタひさい」は久居都市開発の管理する久居駅ビルで、相次ぐテナントの撤退で債務返済が困難になり、久居都市開発は津市に土地と建物の買取を要請し津市側は了承、2014年(平成26年)7月より津市久居庁舎として利用するため改修工事を開始した。これに伴い図書室は一時休館し、2015年(平成27年)1月5日に業務を再開した。 2015年(平成27年)に新装開室した図書室は、旧図書室よりも規模を縮小、蔵書は他館へ移された。雑誌や視聴覚資料の閲覧機能に特化し、インターネットで予約した図書を通勤・通学途上で受け取ったり返却したりする「都市型」図書室としての活用を想定した施設となった。また電子書籍閲覧用にiPadが3台設置された。
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