【秘密警察】(ひみつけいさつ)
国家における反体制分子や外国のスパイの摘発を専門とする警察組織のこと。
活動内容はおろか組織の存在すら機密にされている組織もある。
一般の司法警察や行政警察とは異なり、市民にまぎれて私服で不満分子を監視するのも重要な任務の一つなので、一般市民との見分けがつかない。
また独裁政権下では秘密警察の治安維持が重要視され、強大な権力を持つ。
取調べの際の拷問による自白や市民の盗聴や密告を奨励するなど人権上問題となる行為が伝わっており、暴力による政権転覆行為及びその準備による摘発のほか、容疑者の知人もしくは友人との会話における反体制的な発言も捜査対象とされる。
主な組織としてソ連のゲーペーウーと内務人民委員部、KGB、アメリカのCIA、ドイツ(ナチ政権時代)のゲシュタポ、SS、イスラエルのモサド、日本の特別高等警察や公安警察、北朝鮮の国家安全保衛部、そして韓国の韓国中央情報部(KCIA)が挙げられる。
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