はじめての出逢い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 07:22 UTC 版)
「ティンカー・ベル」の記事における「はじめての出逢い」の解説
数時間後..、夜になって雨が降り続く中、森林の奥の広場には誰ひとり来ることなく母親さえも探しに来ることもなかった。円形の石畳の真ん中では赤ちゃんが石畳に強く叩きつけられた痛さと、誰一人も見つけに来てくれない寂しさで、雨でびしょ濡れになりながら仰向けのまま両手両足をバタバタしながら長時間大声で涙や鼻水を垂らして泣きわめいていた。その直後にネバーランド、ピクシー・ホロウからメインランド(人間の世界)にお忍びで来た妖精ティンカー・ベルは、公園にある森林の奥の広場で円形の石畳の真ん中で両手両足をバタバタしながら大声で泣きわめいている赤ちゃんを見つけ、泣きやまそうとして近くをひたすら飛び回ったり、枯葉一枚拾って傘代わりに赤ちゃんの顔の上に当てて雨から守るなどをして寂しさを紛らわせていた。そして赤ちゃんの顔をじっと見つめ、身体に妖精の粉を降りかけたあと、さっきまで泣き叫んでいた赤ちゃんの顔が笑みを浮かび上がっていた。雨も止み、ティンカー・ベルはクマのぬいぐるみ「タディ」を持っている赤ちゃんの右手をつかみ、夜空の向こうにあるネバーランドへ連れて飛んで行った。 という設定で描かれていた。劇中ではピーター・パンの「楽しい思い出」よりも「悲しい思い出」のほうが多くが語られる中、生後7日目の赤ちゃん「ピーター・パン」が初めてネバーランドに来たときから5、6歳児に成長してからメインランド(人間の世界)に戻って両親の元に会いに行くまでの間のエピソードまでは描かれていない。おそらく初めてネバーランドに来たときは生後7日目の赤ちゃんの姿のままであり、歩行も出来ず、会話能力もなく笑うか泣くことしかできない状態であった。
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