内分泌療法、内分泌治療
【仮名】ないぶんぴりょうほう
【原文】endocrine therapy
ホルモンを補充したり停止したり除去したりする治療法。ある種の状態(糖尿病や閉経期など)では低下したホルモン値を調整するためにホルモンを投与する。ある種のがん(前立腺がんや乳がんなど)の進行を遅くしたり止めたりするために、合成ホルモンや他の薬物を投与して体内の自然なホルモンをブロックする。時には、ある種のホルモンを作る腺を除去する手術が必要になることがある。「hormone treatment(ホルモン治療)」、「hormonal therapy(ホルモン療法)」、「hormone treatment(ホルモン治療)」とも呼ばれる。
【原文】endocrine therapy
ホルモンを補充したり停止したり除去したりする治療法。ある種の状態(糖尿病や閉経期など)では低下したホルモン値を調整するためにホルモンを投与する。ある種のがん(前立腺がんや乳がんなど)の進行を遅くしたり止めたりするために、合成ホルモンや他の薬物を投与して体内の自然なホルモンをブロックする。時には、ある種のホルモンを作る腺を除去する手術が必要になることがある。「hormone treatment(ホルモン治療)」、「hormonal therapy(ホルモン療法)」、「hormone treatment(ホルモン治療)」とも呼ばれる。
ホルモン療法(内分泌療法)(ほるもんりょうほう(ないぶんぴりょうほう))
手術後の治療法(術後補助療法)の1つです。手術で切除したものを調べた病理検査の結果、ホルモンレセプターのうちのエストロゲンレセプター(ER)が陽性と言われた患者さんが、主に対象となります。乳がんの発育を促すエストロゲンの働きを止めることによって、乳がん細胞が体の中で増えるのを阻止しようという方法です。具体的な方法としては、飲み薬や注射などがあります。使用される薬にはいくつかの種類があり(抗エストロゲン剤、LH-RHアゴニスト製剤、アロマターゼ阻害剤、プロゲステロン製剤など)、どの薬が使われるかは病理検査の結果や、閉経前、閉経後などの状況の違いによって異なってきます。
ホルモン療法の特徴は、がん細胞を直接攻撃する抗がん剤治療(化学療法)よりは作用がマイルドですが、副作用が少なく、手術後に長期間の投与(2年~5年程度)をすることによって、長く再発抑制効果が期待できるということです。しかし副作用が全くないわけではありません。ほてり・のぼせといった更年期障害に似た症状が多く現れます。血栓症なども糖尿病や高齢の患者さんでは、無視できない副作用です。
ホルモン療法の特徴は、がん細胞を直接攻撃する抗がん剤治療(化学療法)よりは作用がマイルドですが、副作用が少なく、手術後に長期間の投与(2年~5年程度)をすることによって、長く再発抑制効果が期待できるということです。しかし副作用が全くないわけではありません。ほてり・のぼせといった更年期障害に似た症状が多く現れます。血栓症なども糖尿病や高齢の患者さんでは、無視できない副作用です。
→ホルモンレセプター、 エストロゲン、 抗エストロゲン剤、 ホットフラッシュ、 術後補助療法、 プロゲステロン、 プロゲステロン剤、 ホルモン感受性、 更年期障害、 LH-RHアゴニスト製剤、 タモキシフェン、 リュープリン、 ゾラデックス
内分泌療法(ないぶんぴりょうほう)
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