つだまさみち

デジタル大辞泉

つだ‐まみち【津田真道】

読み方：つだまみち

［1829〜1903］法学者。美作(みまさか)の人。名は「しんどう」「まさみち」とも。西周(にしあまね)とともにオランダに留学。帰国後、開成所教授。明治新政府の法律整備に尽力。また、明六社同人として、啓蒙活動を行った。日本で最初の西洋法律書「泰西国法論」を刊行。

世界宗教用語大事典

つだまさみち 【津田真道】

幕末−明治期の啓蒙思想家。美作国津山生まれ。佐久間象山・伊東玄朴らに師事。オランダに留学。明六社の結成に参加。『明六雑誌』にキリスト教宣教師を雇って人民を教導すべきことや、出版の自由、拷問の廃止、廃娼論などを発表。晩年は唯物論を唱えた。貴族院議員。（一八二九～一九〇三）