つけさげとは? わかりやすく解説

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つけ‐さげ【付(け)下げ】

読み方:つけさげ

和服で、袖・身頃(みごろ)・衽(おくみ)・襟などの模様全部上向きになるように配置されているもの。訪問着がわりに着用できる


付け下げ

読み方:つけさげ

そでも身ごろも肩を中心として前後とも上向き模様付けて染めてある着物反物のまま身ごろ、袖、襟やおくみと区別して印をつけて、絵模様染めます。訪問着より格式は下になります

附下

読み方:つけさげ,づけさげ

  1. 目ぼしい椋鳥を見つけて遠方まで追ひ廻して仕事がうまく出来ないので、途中で同業者権利売り渡すことをいふ。〔犯罪語〕
  2. 目ぼしい椋鳥を見つけて、後を付狙ふのに親方から金を借りて出かけ、汽車汽船の中まで追ひ廻しても、仕事がうまく行かず「こいつは見込があるから、お前に譲らう。」と幾らか権利金を取つて同業者売り渡すイケ図々しい売買である。
  3. 掏摸がよい椋鳥見付けて之と一緒に汽車などに乗らねばならなくなつたときには自分親分でなくとも手近な親分所へ馳け付けて其の話を為した上でノリヒン(旅費)を借りることが出来る。そして若し途中車中でまだ仕事に掛らぬ中に引つ返さねばならなくなつたり、又は相手行先が非常に遠くであつた場合などには、其の仕事権利を他の仲間譲渡することが出来る、此のとき若干権利金?を受け取つて以後仕事一切譲り渡すのであるが之を「ヅケサゲ」といふ。
  4. 目ぼしい椋鳥を見つけて遠方まで追ひ廻して仕事がうまく出来ないので、途中で同業者権利売渡すをいふ。
  5. 〔隠〕よい椋鳥を見つけて遠方まで追ひ廻しては来たが、急にはうまく出来ないので途中で同業者権利売渡すこと。
  6. よい椋鳥を見つけて遠方まで追ひ廻したどうにも仕事出来ないので仕方なしに途中で同業者譲り渡すことをいふ。
  7. 掏摸目的人物追ふ親分から乗物賃等を借りること。或は遠方まで目的人物尾行し目的達せずして同類の者に金を以て目的権利を譲ることを云ふ。
  8. 目ぼしい椋鳥を見つけて遠方まで追いまわしても仕事が、うまくできないので、途中で同業者権利売り渡すこと。〔一般犯罪
  9. 親分から金を借りてスリ仕事にでかけること。〔掏摸
  10. 長箱師が駅で睨んだ客を「もの」にしようと親分から金を借り乗込むこと 「尾け」下がるの省略転訛。〔す〕
  11. スリ目的人物を追うに親分から乗物賃を借りること。或いは遠方まで目的人物尾行し目的達しない同類の者に金で権利をゆずること。

分類 す/犯罪掏摸掏摸犯罪者犯罪犯罪

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