その他の構文(複文・不定詞構文)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 21:36 UTC 版)
「結果構文」の記事における「その他の構文(複文・不定詞構文)」の解説
英語では、原因(主節)と結果(従属節)を複文で表現する「(原因) so that節 (結果)」の構文を用いることができる。原因動作の主語あるいは目的語と結果の主語が異なる場合にも使える。 さらに原因動作と結果の主語が同じ場合には、文の後ろにto不定詞(または「so as to不定詞」)を、結果を表す補語として加える構文がある。結果の主語が異なる場合には、to不定詞の前にそれを「for~」として加えることもできる。。これは第IIまたは第V文型に当たるが、上記のthat節をto不定詞で代用したと考えることもできる。 これらは、that節あるいはto不定詞により目的を表現する目的構文と同じ形であり、どちらであるかは文脈にもよる。ただし目的を表す場合には、「so that節」または「[so as]to不定詞」が文の前に出てもよい点が異なる。また、soの後に形容詞句または副詞句を入れると、原因の程度を強調する構文(程度構文)となる。 日本語でこれらに相当する構文としては「(結果)ほど(原因)した」という形があるが、これは原因の程度や頻度を強調する程度構文であり、全ての動作に適用できるわけではない。また現実の結果ではなく比喩の場合もある。例えば「死ぬほど飢えた」は実際には死に至らなかった(死にそうな程度まで飢えた)ことを表現する場合が多い。従って上記の英語の結果表現を日本語に翻訳する際には「(原因)ので(結果)となった」の形にするのが普通である。
※この「その他の構文(複文・不定詞構文)」の解説は、「結果構文」の解説の一部です。
「その他の構文(複文・不定詞構文)」を含む「結果構文」の記事については、「結果構文」の概要を参照ください。
- その他の構文のページへのリンク