その他の宮城県の空襲
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7月10日の仙台空襲以外にも仙台市や宮城県は空襲に遭っている。そのため、仙台市戦災復興記念館では7月10日の仙台空襲を特に仙台大空襲とも呼んでいる。宮城県の受けた空襲並びに爆撃機の飛来記録を以下に記す。 1944年(昭和19年)12月29日5時42分、塩竈市にB-29一機が焼夷弾約300個を投下。この機体は岩手県の偵察の帰りに塩釜を爆撃したものと考えられている。消失家屋数440戸、被災者2,142名、死傷者3名。これが宮城県で最初の空襲となった。 1945年(昭和20年)3月10日、東京大空襲の日に東京以外の日本各地に少数機による分散空襲が行われた。これは日本側の防衛体制分断を図るためと考えられている。宮城県ではB-29三機が蔵王連峰の不忘山に激突墜落し34名の死体が収容されている。またB-29二機が霞の目飛行場付近に焼夷弾を投下し2戸が全焼している。 5月25日、B-29による仙台空襲のための偵察飛行が行われ、上空8000フィートから仙台市内の空中写真が撮影された。 7月5日、B-29二機が芦の口に爆弾3個を投下した。 7月10日、仙台大空襲。 7月12日、B-29一機が仙台近郊に焼夷弾36個を投下した。 7月13日、艦載機が飛来する。17日、艦載機が仙台飛行場を銃爆撃する。 7月25日、B-29一機が仙台上空を北上する。 8月9日、10日、日本各地が艦載機数百機で銃爆撃される。宮城県の銃爆撃地は以下の通り。東京第一陸軍造兵廠仙台製造所、霞の目飛行場。 石巻、中瀬の村上造船所で犠牲者6名。 女川、軍艦・運搬船20隻が撃沈される。女川駅前の家屋も被害を受ける。 矢本、松島海軍航空隊の飛行場軍機の大半が撃破される。 多賀城海軍工廠、岩沼、船岡、亘理、小牛田、気仙沼。
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