その他のイワナ属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 21:17 UTC 版)
オショロコマ 学名 Salvelinus malma イワナの白い斑点に対し、黄色、橙色、あるいは赤色の斑点が体側に散在する。イワナよりもさらに寒冷気候に適応した種類。オショロコマ(同名亜種)、ミヤベイワナ、サザンドリーバーデンの3亜種が知られ、日本では北海道だけにオショロコマとミヤベイワナが生息する。 オショロコマ 学名 Salvelinus malma malma オショロコマの同名亜種。北極海と太平洋北部に広く分布。太平洋岸では、朝鮮半島、北海道からベーリング海、アラスカからアメリカワシントン州にかけて分布。 絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト) 詳細は「オショロコマ」を参照 ミヤベイワナ 学名 Salvelinus malma mitabei 北海道の然別湖とそこに流れ込む水系に生息する、オショロコマの日本固有亜種。 絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト) 詳細は「ミヤベイワナ」を参照 サザンドリーバーデン 学名 Salvelinus malma krascheninnikova カワマス 学名 Salvelinus fontinalis Mitchill 北アメリカ大陸に分布。背面と背ビレが暗緑色-緑がかった暗褐色で、小斑がつながった不規則な模様があり、側面に薄青色で囲まれた赤い斑点が散在する。日本では上高地の梓川に放流された個体がイワナと交雑しイワナの純粋種が減少している。 詳細は「カワマス」を参照 レイクトラウト 学名 Salvelinus namaycush 基本的に冷水性の湖沼に住む完全な湖沼残留型(陸封型)のイワナであり、北アメリカ大陸、カナダ北部からアメリカ、ニューイングランド地方にかけて、五大湖の流域が原産地だが、北アメリカ大陸の他の地域にも広く移入された。日本では中禅寺湖に移植されている。 詳細は「レイクトラウト」を参照 ホッキョクイワナ 学名 Salvelinus alpinusSalvelinus alpinus (Linnaeus, 1758) (Arctic char) S. a. alpinus (Linnaeus, 1758) (Arctic char) S. a. erythrinus (Georgi, 1775) (davatchan) S. a. taranetzi (Kaganowsky, 1955) (Dwarf Arctic char)
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