石油ガス備蓄
【英】: stockpiling of lpg
わが国の石油ガス(LPG)の需要は現在約 15 百万トンの規模に達しており、総エネルギー消費に占める重要性は今後さらに増大するものと予測されている。一方、石油ガスの供給における輸入依存度は今後ますます高まっていくものと思われ、また輸入先が一部地域に集中しているなど、石油ガスの輸入は国際情勢に極めて左右されやすい状況にある。こうした石油ガスの輸入の不安定性に対処すべく 1981 年(昭和 56 年)には石油備蓄法が改正され、石油ガスが備蓄対象に加えられた。石油ガスの輸入業者は毎年 5 日分ずつを積み増し、1988 年度(昭和 63 年度)末に 50 日分の備蓄を達成する目標となっている(表)。なお、石油ガスの備蓄についても共同備蓄制度を含め、石油備蓄に対するのとほぼ同様の助成がなされている。1984 年(昭和 59 年)11 月に大分液化ガス共同備蓄(株)が設立された。 表 石油ガス備蓄増強スケジュール
注:通常 1988 年度(63年度)末50日分の備蓄を保有すると説明されているが、石油備蓄法では1988年の年度末(64年3月31日)までに50日分の備蓄を積み上げ64年4月1日(64年度)から50日分を常時保有することになる。 |

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