すずきはるのぶ

デジタル大辞泉

すずき‐はるのぶ【鈴木春信】

読み方：すずきはるのぶ

［1725?〜1770］江戸中期の浮世絵師。江戸の人。本姓は穂積、通称、次郎兵衛。号、思古人。錦絵(にしきえ)の成立に中心的な役割を果たした。美人画を得意とし、遊里風俗や市井(しせい)の日常生活の情景に古典和歌の歌意などを通わせた見立絵(みたてえ)を好んで制作。

江戸人物事典

鈴木 春信 (すずき はるのぶ)

1725？〜1770 (??年〜明和7年)

【浮世絵師】 江戸時代のグラビア、錦絵を創始。谷中笠森お仙の美人画が大評判に。

江戸出身の浮世絵師。錦絵の創始者。はじめ上方浮世絵の影響を受けながら、情緒に富む繊細な美人画を描いた。谷中笠森稲荷の水茶屋の看板娘お仙など、町娘をモデルにした美人画が好評を博し、一世を風靡。700点を越える錦絵を制作したが、人気の頂点で急死した。

年(和暦)	史実
●1742年 (寛保2年)	■公事方御定書制定
●1744年 (延享元年)	■神田に天文台設置
●1764年 (明和元年)	■江戸大火

人物名

生年〜没年 (和暦)