笠森稲荷とは? わかりやすく解説

かさもり‐いなり【笠森稲荷】

読み方:かさもりいなり

大阪府高槻市にある笠森(かさのもり)神社通称また、そこから勧請(かんじょう)された神社江戸谷中にあったものが著名。瘡(かさ)(皮膚病)よけに利益があるとされた。


笠森稲荷

読み方:カサモリイナリ(kasamoriinari)

正称 大円寺

宗派 日蓮宗

所在 東京都台東区

本尊 日蓮聖人奠定の大曼荼羅薬王菩薩

寺院名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

笠森稲荷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/22 02:37 UTC 版)

笠森稲荷(かさのもりいなり、かさもりいなり)は、大阪府高槻市にある稲荷神社と、そこから勧請された神社である。笠森稲荷神社笠森神社(かさのもりじんじゃ)とも呼ばれる。笠の訓読により、(かさ、かさぶた)平癒の神として信仰された。

笠森神社(笠森稲荷)

笠森神社
所在地 大阪府高槻市西真上1-7-5
位置 北緯34度51分28.1秒 東経135度36分11.3秒 / 北緯34.857806度 東経135.603139度 / 34.857806; 135.603139 (笠森稲荷)座標: 北緯34度51分28.1秒 東経135度36分11.3秒 / 北緯34.857806度 東経135.603139度 / 34.857806; 135.603139 (笠森稲荷)
主祭神 宇賀御魂神
創建 不詳
別名 笠森稲荷
地図
笠森神社
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大阪府高槻市西真上1-7-5にある稲荷社。

祭神は宇賀御魂神。創建の年月は不明だが、地元の豪族・笠氏が稚武彦命(わかたけひこのみこと)と鴨別命(かものわけのみこと)を祀って創設されたと伝えられる。中世以降は、この地の領主をしていた真上氏の崇敬が厚かったとされる。

笠森は瘡守(かさもり)に通じて、瘡平癒から、皮膚病梅毒に至るまで霊験があるとされ、江戸時代後期には各地に広まった[1]

病気平癒を祈って土の団子を供え、治癒すると米の団子を供えることが慣わしになっている。

境内にはムクノキの古木(樹高22.5m、幹周3.54m)があり、高槻市の保存樹木に指定されている(1988年〈昭和63年〉3月1日告示)[2]

参拝日時

開門日: 毎月1日、5日、15日、25日

開門時間: 8:00-17:00

外部リンク

江戸の笠森稲荷

江戸では谷中小石川などへ勧請された。[3]

谷中

感応寺(1833年天王寺と改称)の塔頭福泉院境内にあった稲荷社。(東京都台東区谷中7-6-9)

境内または門前にあった水茶屋「鍵屋」の看板娘・お仙笠森お仙)が有名であった。

明治に入って福泉院は廃寺となり、稲荷社は東叡山寛永寺子院である養寿院(台東区上野桜木一丁目15-9)へ遷座した。 跡には明治26年(1893年)に功徳林寺が建立され、境内に改めて笠森稲荷が祀られている。

小石川

後に小石川御薬園となる地に勧請された稲荷社。(文京区白山3-7-1)

享和3年(1803年)に大円寺(台東区谷中三丁目1-2)へ遷座し、明治に入り神仏分離によって稲荷社を本地仏・瘡守薬王菩薩として祀った。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 摂津名所図会
  2. ^ 保護樹木一覧表1” (pdf). 保護地区等の指定. 高槻市 (2012年). 2014年10月26日閲覧。
  3. ^ 大田南畝の『武江披抄』に、笠森稲荷が小石川へ勧請されたことが記されている。



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