廃寺「福泉院」と笠森稲荷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 10:06 UTC 版)
「功徳林寺」の記事における「廃寺「福泉院」と笠森稲荷」の解説
福泉院(ふくせんいん)は、東京都台東区にあった天台宗の寺院。谷中天王寺の塔頭であった。 福泉院の境内には稲荷社があり、「笠森稲荷」と呼ばれていた。門前には水茶屋「鍵屋」があり、そこで働いていたのが「明和三美人」の一人として知られる笠森お仙である。 幕末期の上野戦争で福泉院は廃寺となり、笠森稲荷は寛永寺の塔頭である養寿院に移された。現在の功徳林寺にも笠森稲荷があるが、これは明治後期に改めて勧請されたものである。 なお、大円寺にも笠森稲荷があり、永井荷風撰の「笠森阿仙の碑」がある。石碑はあるものの、お仙とは無関係である。
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