食品ロス統計(しょくひんろすとうけい)
家庭や外食産業において、消費期限切れなどの理由で廃棄した食品や、提供されながら食べ残した食品など、結果的に捨てられる食品の量について調べる。飽食時代と呼ばれる今日、食品の無駄遣いの実態を調査することが目的だ。
統計では、食品の廃棄と食べ残しの量を調査する。「廃棄」とは、消費期限切れなどの理由で廃棄したもののほか、だいこんの皮を必要以上に厚むきすることや、食肉の可食部分と判断される脂身の除去なども含む。ただし、りんごの皮、魚の骨、野菜くず、米ぬかなどの不可食部分は除く。
食品の使用重量に対する無駄遣いの割合を「食品ロス率」といい、2000年の調査では、家庭で7.7%、外食産業で5.1%となることが明らかにされた。
特に家庭では、65歳以上の高齢者が同居する3人以上の世帯の食品ロス率が低くなっている。また、外食産業では、結婚披露宴で23.9%、宴会で15.7%と高い食品ロス率を記録している。
食品ロス統計は、食糧自給率を向上させるため食品の無駄をなくし、海外からの輸入量を減らすことが狙いとなっているようだ。
(2001.03.12更新)
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