しょうわてんのうじつろく

新語時事用語辞典

昭和天皇実録

読み方：しょうわてんのうじつろく

宮内庁書陵部が編纂した昭和天皇の御一代記。公式記録、および、宮中の側近の日誌など、各種資料から得られた情報に基づき、昭和天皇の降誕から崩御までの生涯にわたる動静、振る舞い、事績などがまとめられている。いわゆる正史。

昭和天皇は歴代の天皇の中でも最も長命であり、在位期間も最も長きにわたった。さらに太平洋戦争と敗戦、戦後の高度経済成長と時代を共にされている。戦争ひいては昭和史を振り返る資料としても昭和天皇実録は重視される。

昭和天皇実録は2014年（平成26年）9月9日に公表された。15分冊となっており、順次刊行を見据え出版社の募集も行われた。2014年11月末まで皇居内書陵部の臨時閲覧室におて写しが公開され、一般人も閲覧できる。

関連サイト：
昭和天皇実録（写し）の特別閲覧の実施について - 宮内庁

（2014年9月24日更新）

デジタル大辞泉

しょうわてんのうじつろく〔セウワテンワウジツロク〕【昭和天皇実録】

読み方：しょうわてんのうじつろく

昭和天皇の生涯をまとめた公式記録。動静や発言・御製のほか、関連する政治・社会・文化上のことがらについても記述している。平成2年（1990）から平成26年（2014）にかけて宮内庁が編纂(へんさん)し、全61冊を明仁天皇に奉呈。平成31年（2019）までに全19冊で公刊された。→実録2