財政改革(ざいせいかいかく)
2000年現在、国債残高は364兆円、その他債務を合わせて485兆円、地方債務も合わせると総残高645兆円である。財政改革では、この借金地獄への解決が求められている。
2000年度の一般会計は85兆円である。このうち歳出では国債の元利や利息の返還に当てる「国債費」が22兆円を占める。85兆円のうち22兆円であるから、支出のうち四分の一は借金払いに当てられている。
実は「国債費」は国家支出の第一位を占める。例えば児童手当や保健衛生など、福祉関連すべての歳出を合わせても16.7兆円に過ぎない。国が都道府県に渡す地方交付税も、14.9兆円である。
収入面では、歳入85兆円のうち、国債発行で補っているのは32.6兆円である。85兆円のうち32.6兆円であるから、国の収入のうち38%は「借金」である。
結局、国債の元利や利息をはらうためには、普通の税収入ではとうてい足らない。つまり、借金を返すために新たに借金をしている。
(2000.06.19更新)
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