さわかおり【サワカオリ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7438号 |
登録年月日 | 1999年 9月 21日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | さわかおり よみ:サワカオリ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 高知県 | |
品種登録者の住所 | 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 中村幸生、亀島雅史、宇賀博之、溝渕正晃、森田純行 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「黄金晴」に「ヒエリ」を交配し育成された固定品種であり,育成地(高知県南国市)における成熟期は中生の晩,玄米の香りが有り,脱粒性が難の水稲,粳種である。草型は偏穂重型,稈長は長,稈の細太は中,剛柔は剛,止葉の直立の程度はやや垂,葉身の色は淡緑,葉鞘の色は緑である。穂長はやや長,穂数はやや少,粒着密度及び穂軸の抽出度は中である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は極多,芒色は黄白-黄である。玄米の形は中,大小はやや小,精玄米千粒重は中,見かけの品質は中の上,光沢は良,香りは有である。出穂期及び成熟期は中生の晩,穂発芽性はやや易,耐倒伏性はやや弱,脱粒性は難,収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,Pi-i,穂いもち圃場抵抗性はやや強,葉いもち圃場抵抗性は強である。「ヒエリ」と比較して,稈長が短いこと,穎色が黄白であること,ふ先色及び芒色が黄白-黄であること,脱粒性が難であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和62年に高知県農業技術センター(南国市)において,「黄金晴」に「ヒエリ」を交配し,63年に雑種第1代の葯培養を行い,得られた自然倍加個体の系統の中から選抜,育成された固定品種であり,平成3年より奨励品種決定試験予備調査及び特性検定試験,5年より奨励品種決定試験基本調査を行い,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「高育香37号」であった。 |
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