さわみずか【サワミズカ】(工芸作物)
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登録番号 | 第4292号 |
登録年月日 | 1995年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 茶 | |
登録品種の名称及びその読み | さわみずか よみ:サワミズカ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 静岡県 | |
品種登録者の住所 | 静岡県静岡市追手町9番6号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 日高保 倉貫幸一 中村順行 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「やぶきた」に「ふじみどり」を交配して育成された固定品種であり,育成地におけるほう芽期及び摘採期が晩生で,多収,良品質の煎茶用品種でる。 樹姿は開,樹勢は強,株張りは大,葉層の厚さは中である。摘採期の茶芽の揃いは揃,芽数は多,摘芽長はやや長,摘芽の本葉の開葉数は中,百芽重は小である。新葉の形は楕円~長楕円,大きさはやや小,厚さは中,色は緑,光沢はやや多,葉質はやや軟である。成葉の形は長楕円,大きさは中,葉面のしわ及び葉縁の波はやや少である。枝条の分枝数は多,節間長は短,着葉角度は鈍,ほう芽期及び摘採期は晩,さし木の発根性は良,幼木の収量性は多,成木の収量性はやや多である。製品の外観の形状は上,色沢は中上,内質の香気及び水色は上,滋味は中上,全窒素及びアミノ酸は多である。赤枯抵抗性はやや強,青枯抵抗性は強,炭そ病抵抗性はやや強,もち病抵抗性は中である。 「やぶきた」と比較して,樹姿が開であること,株張りが大きいこと,成葉の葉縁の波が少ないこと,ほう芽期及び摘採期が晩いこと,幼木の収量性が多いこと,炭そ病及びもち病抵抗性が強いこと等で,「ふじみどり」と比較して,葉層の厚さが薄いこと,摘採期の茶芽の芽数が多いこと,新葉の大きさが小さいこと,枝条の分枝数が多いこと,青枯抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
「やぶきた」と比較して,樹姿が開であること,株張りが大きいこと,成葉の葉縁の波が少ないこと,ほう芽期及び摘採期が晩いこと,幼木の収量性が多いこと,炭そ病及びもち病抵抗性が強いこと等で,「ふじみどり」と比較して,葉層の厚さが薄いこと,摘採期の茶芽の芽数が多いこと,新葉の大きさが小さいこと,枝条の分枝数が多いこと,青枯抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 |
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