さとうそめい【サトウソメイ】(観賞樹)
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登録番号 | 第13391号 |
登録年月日 | 2005年 9月 13日 | |
農林水産植物の種類 | さくら | |
登録品種の名称及びその読み | さとうそめい よみ:サトウソメイ |
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品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 佐藤文雄 | |
品種登録者の住所 | 広島県広島市安佐南区沼田町大字伴1621-221 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 佐藤文雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ソメイヨシノ」の枝変わりであり、花は一重咲で淡紫ピンク色の中輪で庭園及び切枝向きの品種である。樹形は傘状、樹高は高木性である。樹幹の色は灰褐色、皮目は多、枝の太さは中、色は灰褐色、分枝性は中である。葉全体の形は楕円形、先端の形は鋭尖形、基部の形は鈍形、葉縁(鋸歯)の状態は中、鋸歯の形は二重鋸歯、先端は鋭形、葉の長さ、幅及び厚さは中、葉柄の長さは中、毛の多少は多、蜜腺の有無は有、位置は葉柄上部及び葉身基部である。花序の形は散形状、花数は中である。蕾の色は鮮紫ピンク(JHS カラーチャート9704)、花の向きは横向き、形は一重咲、開き方は平開形、大きさは中輪、花の色は淡紫ピンク(同9502)、花弁全体の形は楕円形、花弁の切れ込みは少、基部の形は鈍形、花弁の脈の色は目立たない、数は約5である。雌ずいと雄ずいの長さの比は短、雄ずいの数は中、がく筒の形は狭長壷形、がく筒の毛は中、がく裂片の形は長卵状三角形、花柄の長さは極短である。花の香りは殆ど無、通常開花期は中で、育成地(広島県広島市)では4月上旬である。「ソメイヨシノ」と比較して、葉柄の毛が多いこと、蕾の色が鮮紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に広島県広島市内に植栽されていた「ソメイヨシノ」の枝変わりを発見、以後、育成者のほ場(広島市)において、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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