さが乙女【サガオトメ】(野菜)
登録番号 | 第5431号 | |
登録年月日 | 1997年 3月 7日 | |
農林水産植物の種類 | わけぎ | |
登録品種の名称及びその読み | さが乙女 よみ:サガオトメ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 佐賀県 | |
品種登録者の住所 | 佐賀県佐賀市城内一丁目1番59号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 田代洋丞 田中政信 森欣也 中島寿亀 國武久登 松尾孝則 田中龍臣 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,組織培養で発見したねん性を有する「4倍体わけぎ」に,「長崎在来夏ネギ」を交配して,得られた実生から選抜,育成した品種で,葉身が直立し,葉色が濃緑で,夏季休眠導入の早晩が晩く耐暑性のある高温期の栽培に適する品種である。 草姿は1型,草丈はかなり高,分けつ数は少,1葉しょう当たり葉数は中,葉身の太さは中,長さは長,色は濃緑,葉しょう部の太さはやや太,長さは中,葉身分岐部の形状は閉,花茎の長さは短,抽だいの有無は有,夏季休眠導入の早晩は晩,球根の休眠の深さは早,りん茎の形は長とっくり型,長さは長,横径及び重さは中,分球性は多,保護葉の色は橙,肥厚葉の色は淡黄である。 「熊本在来」と比較して,草姿が1型であること,葉身の長さが長いこと,葉身の色が濃緑であること,夏季休眠導入の早晩が晩であること,りん茎の形が長とっくり型であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,佐賀大学(佐賀県佐賀市)において,昭和47年よりわけぎの茎頂培養行い,カルス経由の再分化個体からねん性を有する4倍体個体を発見し,55年に「長崎在来夏ネギ」を交配して実生を育成し,56年より佐賀県農業試験研究センター(佐賀県佐賀郡川副町)において特性検定をしつつ選抜を重ね,平成5年に目標とする特性を有していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「さがみどり」であった。 |
- さが乙女のページへのリンク