ごふく

デジタル大辞泉

ご‐ふく【五服】

読み方：ごふく

１ 中国古代に、京畿を中心として、その周囲500里ごとに分けた五つの地域。近くから順に甸(でん)服・侯服・綏(すい)服・要服・荒服。

２ 中国の五等の喪服。斬衰(ざんさい)・斉衰(しさい)・大功・小功・緦麻(しま)。父の場合は斬衰を3年、母の場合は斉衰を3年着用するなどの別がある。

３ 中国古代の五等の制服。天子（王）・諸侯（公）・卿・大夫・士の服装。

ご‐ふく【五福】

読み方：ごふく

《「書経」洪範から》人としての五つの幸福。寿命の長いこと、財力の豊かなこと、無病息災であること、徳を好むこと、天命を全うすること。

ご‐ふく【呉服】

読み方：ごふく

１ 和服用織物の総称。反物。

２ 太物(ふともの)に対して、絹織物の称。

３ 古代中国、呉の国から伝わった織り方によって作った綾などの織物。くれはとり。

ご‐ふく【御服】

読み方：ごふく

１ 天皇・上皇など貴人を敬ってその衣服をいう語。

２ 仏前に供える煎茶を敬っていう語。

ご‐ふく【御福】

読み方：ごふく

「福(ふく)2」に同じ。

「鞍馬の大悲多聞天(だいひたもんてん)の—を主殿(しうどの)に参らせたりや」〈虎明狂・鞍馬参〉

世界宗教用語大事典

ごふく 【五福】

『書経』に説く人生五つの幸福。長寿・富裕・健康・徳を好む・天命を全うする、の五つ。

ごふく 【御福】

神仏の供物。また、そのお下がりをいただくこと（土地の産物の尊敬語でもある）。

隠語大辞典

御福

読み方：ごふく

1. 神仏に備へたるものを、お下りとして頂戴すること。

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呉服

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御福

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御福	ごふく

五福

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五福	ごふく