こら・える〔こらへる〕【▽堪える/×怺える】
読み方:こらえる
1 苦しみなどに、耐えてがまんする。しんぼうする。「痛みを—・える」「飢えや寒さを—・える」
2 感情などを、抑えて外にあらわさない。「怒りを—・える」「笑いを—・える」
3 外から加えられた力にたえる。もちこたえる。「強烈な寄りを—・える」
[補説] 「怺」は国字。
[用法] こらえる・たえる——「空腹をこらえる(にたえる)」「痛みにたえる(をこらえる)」など、上接する助詞に違いがあるが、相通じて用いる。◇「こらえる」は自己の感情の発現を押さえることに中心がある。「涙をこらえる」「怒りをこらえる」に「(に)たえる」は用いない。◇「たえる」は外部からの圧力に抵抗する点に意味の中心がある。「三〇〇〇度の高温にたえる」に「(を)こらえる」は用いない。◇「たえる」は人以外の物にも使うが、「こらえる」は人についてしか使わない。
こらえ’る
怺
「こらえる」の例文・使い方・用例・文例
- 涙をこらえる
- 私は笑いをこらえることができなかった
- 侮辱をこらえる
- 私はその時、涙をこらえるのが難しかった。
- 彼女は涙をこらえることが出来なかった。
- 彼は笑いをこらえるのが精一杯だった。
- 彼は笑いをこらえるだけで精一杯だった。
- 私は笑いをこらえることができなかった。
- そのパーティーでの彼のふるまいはあまりにこっけいだったので、私は笑いをこらえることができなかった。
- ぐっと涙[怒り]をこらえる.
- 屈辱をこらえる.
- 感情[涙, 笑い]をぐっとこらえる.
- かんしゃくをこらえる.
- 怒りを抑える[失望をこらえる].
- 笑いをこらえる.
- あくびをこらえる[かみ殺す].
- 腹立ちまぎれのことば[涙]をこらえる.
- 彼は怒りをこらえるのが精いっぱいだった.
- おかしさをこらえる
- 痛いのをこらえる
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