かりの舞【カリノマイ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7647号 |
登録年月日 | 2000年 2月 4日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | かりの舞 よみ:カリノマイ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 宮崎県 | |
品種登録者の住所 | 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 滝田正、八木忠之、吉岡秀樹、川口満、荒砂英人、日高秀光、愛甲一郎、薗田豊和 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「西海186号」(後の「ユメヒカリ」)に「南海102号」(後の「ヒノヒカリ」)を交配して育成された固定品種であり,育成地(宮崎県宮崎郡佐土原町)における成熟期は晩生の早,稈長はやや短,精玄米千粒重はやや大で,耐倒伏性が強い水稲,粳種である。草型は偏穂重型,稈長はやや短,稈の細太は中,剛柔はやや剛,止葉の直立の程度は立である。穂長は中,穂数はやや少,粒着密度はやや密である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は無である。玄米の形は中,大小及び精玄米千粒重はやや大,見かけの品質は上の下,光沢は良,腹白の多少は少である。出穂期は晩性の晩,成熟期は晩生の早,穂発芽性は難,耐倒伏性は強,脱粒性はやや易である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i,穂いもち圃場抵抗性は中,葉いもち圃場抵抗性はやや弱,白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群である。「ユメヒカリ」と比較して,止葉の直立の程度が立つこと,精玄米千粒重が大であること,いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で,「ミナミヒカリ」と比較して,穂長が短いこと,穂発芽性が難であること,いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に宮崎県総合農業試験場(宮崎県宮崎郡佐土原町)において,「西海186号」(後の「ユメヒカリ」)に「南海102号」(後の「ヒノヒカリ」)を交配し,平成元年に雑種第3代で個体選抜,以後,系統育種法により育成された固定品種であり,3年より生産力検定試験及び特性検定試験,4年より奨励品種決定試験を行い,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「南海127号」であった。 |
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