お嬢さん (1930年の映画)
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お嬢さん | |
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Young Miss | |
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公開当時のポスター
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監督 | 小津安二郎 |
脚本 | 北村小松 |
出演者 | 栗島すみ子 岡田時彦 斎藤達雄 田中絹代 |
撮影 | 茂原英雄 |
編集 | 茂原英雄 |
製作会社 | 松竹蒲田撮影所 |
配給 | 松竹キネマ |
公開 | ![]() |
上映時間 | 135分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 日本語 |
『お嬢さん』(おじょうさん)は、1930年(昭和5年)に12月12日公開の日本映画である。松竹キネマ製作・配給。監督は小津安二郎。モノクロ、スタンダード、サイレント、135分。
栗島すみ子、岡田時彦、田中絹代ら豪華スターが出演した大作ナンセンスコメディで[1]、北村小松がシナリオを書き、小津はヂェームス・槇のペンネームで池田忠雄・伏見晁とともにギャグマンも務めている。初回興行は浅草の帝国館、および京都四條の南座で、併映作品は『薩南総動員』(冬島泰三監督)[2]。第7回キネマ旬報ベスト・テンの日本映画・現代映画部門で第2位(小津作品初のランクイン)。ネガフィルム・上映用プリント等はすでに散逸し、脚本以外は現存しない作品とされている[3]。
あらすじ

新聞の社会部記者の岡本と斎田には悩みがあった。つねに他紙の記者、それも女性記者にスクープを出し抜かれていたのだ。その記者につけたニックネームは「お嬢さん」。あるきっかけで「お嬢さん」と顔見知りになり、3人で潜入取材をすることになり、岡本と斎田は、すっかり「お嬢さん」に魅了されてしまう。
スタッフ
キャスト
- お嬢さん:栗島すみ子
- 岡本時雄:岡田時彦
- 斎田達次:斎藤達雄
- キヌ子:田中絹代
- 社会部長:岡田宗太郎
- 古参記者:大国一郎
- 俳優学校の校長:山本冬郷
- 俳優学校の教頭:小倉繁
- 不良マダム:龍田静枝
- 美青年:毛利輝夫
- その妻:浪花友子
- ミキー:若林広雄
- 侍従長:横尾泥海男
- モダンガール:光喜三子
- 堺一二
- 畑譲治
脚注
- ^ 『日本映画作品全集』、キネマ旬報社、1973年、p.233
- ^ お嬢さん、日本映画データベース、2012年7月6日閲覧
- ^ 所蔵映画フィルム検索システム、東京国立近代美術館フィルムセンター、2012年7月6日閲覧
参考文献
- 小津安二郎『小津安二郎作品集 1』、井上和男(編)、立風書房、1993年11月15日 ISBN 4651503314
- 田中眞澄『小津安二郎のほうへ - モダニズム映画史論』、みすず書房、2002年6月 ISBN 462204269X
関連項目
外部リンク
- お嬢さん - 日本映画データベース
- お嬢さん - allcinema
- Young Miss - IMDb(英語)
「お嬢さん (1930年の映画)」の例文・使い方・用例・文例
- あなたの2歳のお嬢さんはとても早熟だ
- お嬢さん
- 市長のお嬢さんは理想的な結婚相手ですよ
- お嬢さんたち,お願いだから行儀よくしてください
- 彼のお嬢さんは最近急に背が伸びた
- どうぞ座ったままで,お嬢さん
- ドゥカーレ宮の切符売り場のお嬢さんに尋ねた。
- みんな彼女はいいとこのお嬢さんだけれどちょっといかれていると思っていた。
- おとなしそうな若いお嬢さん
- お嬢さん、なにか飲まれますか。
- あなたのお嬢さんはとても美しい。
- あなたのお嬢さんとお話ししても良いですか。
- あなたのお嬢さんと話しても良いですか。
- 彼女はいささかとりすました良家のお嬢さんだった。
- お嬢さんのお名前は?
- お嬢さんは試験に合格なさったそうですね。
- お嬢さんに会わせていただきたい。
- すっかりいいお嬢さんになりましたね.
- お嬢さん.
- 「お嬢さん, どうぞお先へ」「いえいえ, あなたこそどうぞお先へ」.
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