尾崎の石風呂
名称: | 尾崎の石風呂 |
ふりがな: | おざきのいしぶろ |
種別: | 民俗知識に関して用いられるもの |
員数: | 1件 |
指定年月日: | 1968.05.31(昭和43.05.31) |
所有者: | |
所有者住所: | |
管理団体名: | 緒方町 |
備考: | |
解説文: | 石風呂とは、石室の中で柴を燃やして石を焼き、医療の目的で蒸気浴あるいは熱気浴を行うための施設である。我が国の石風呂は、ほとんどが一室式で、石室の構造には2つの様式がみられる。1つは石を積みあげた上に粘土を塗りこめ、内部の土間もたたきになっているもので、もう1つは石を積みあげただけで、土間も石だたみになっているものである。一般に、前者は沿岸部に多くみられ、海水をかけた海藻を焼けた石室内に敷いて湯気をたてる方式で蒸気浴を行い、後者は山間部に多くみられ、専ら熱気浴を目的とするものである。 尾崎の石風呂は、こうした日本の石風呂の形式において、岩壁に掘り込まれた上下二室式という特殊な形式をもっており、下から薪で火をたいて上の石室を熱して熱気浴を行うことで医療の目的を果たしたと伝えられている。我が国の石風呂の利用を考える上で、また在来の民間医療施設を考える上で重要なものである。 |
年中行事に用いられるもの: | 七夕人形コレクション 上州の小正月ツクリモノ |
民俗知識に関して用いられるもの: | 久賀の石風呂 尾崎の石風呂 山香の石風呂 岸見の石風呂 法華寺のカラブロ 附 明和三年銘棟札、井戸 |
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