うなぎ地蔵湖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/23 01:06 UTC 版)
ダム湖の名前である「うなぎ地蔵湖」は地元の伝承を元に命名された。だが地元には余りこの名称は浸透していない。うなぎ地蔵湖を含めて全てを「藤井川ダム」と指している場合が多い。 うなぎ地蔵湖は比較的湖岸線が入り組んでおり、ブラックバスなどが釣れることから休日には釣りをする人の姿が良く見られる。藤井川ダムとその周辺はアウトドア施設が整備されているが、ダムの直下流には「城里家族旅行村・藤井川ダムふれあいの里」と呼ばれる公園施設が整備されている。テント、ロッジ、オートキャンプによるキャンプが可能であり、特に夏休みには多くの家族連れやキャンパーなどで賑わい、駐車場が満杯になることもある。さらに湖畔には町営の温泉保養施設である「ホロルの湯」があり、こちらも休日になると湯治客や家族連れで賑わう。こうしたことから至近距離にある水戸市森林公園とともに水戸市民のアウトドアスポットになっている。 また、下流には名刹である小松寺がある。この寺には平安時代末期に栄華を極めた平清盛の嫡男であり、「小松殿」と呼ばれた内大臣・平重盛の墓所があることでも知られている。キャンプ場からさほど離れていないが、静寂とした境内である。ダム上流には「龍譚渕」と呼ばれる名勝もある。 ダムへは常磐自動車道・水戸インターチェンジを笠間市方面に下車後最初の交差点を右折し、直進した後茨城県道52号石岡城里線に入り、森林公園通過後茨城県道・栃木県道51号水戸茂木線に左折。小松寺付近で再度左折し「ふれあいの里」方面へ直進する。キャンプ場を抜けると右手に非常用洪水吐きが見え、藤井川を渡り坂を登りきった所で左折すると到着する。森林公園付近からも行けるが、道路の幅員が狭いため注意が必要である。国道123号経由では常磐道通過後県道51号に入るか、城里町石塚で県道52号に入る。あとは上述の通りである。
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