いくつかの成果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/21 10:09 UTC 版)
1982年夏、イングランド北部ノーサンバーランド海岸沖のファーン諸島でまだ飛ぶことが出来ない雛鳥として標識を付けられたキョクアジサシは、同年10月オーストラリアメルボルンに到達した。羽毛が生えそろってからたった3ヶ月で22,000km(14,000マイル)以上の距離海を渡ったことになる。マン島で成体(少なくとも5歳)の時に標識を付けられて、北アイルランドのコープランド島で育ったミズナギドリ類は現在最も長命として知られる野鳥である(2003年・2004年)。1953年7月に標識を付けられて、2003年7月に再捕獲されたので、少なくとも55歳まで生きていたことになる。他の再捕獲例ではマン島のミズナギドリ類が冬に南ブラジルとアルゼンチン沖の海域に10,000km以上渡りを行ったことである。もう一つの古い例では、ウェールズ沖のバードジー島で一羽の鳥が育って800万km(500万マイル)以上飛行していたことが鳥類学者のクリス・ミード(Chris Mead)の計算によって突き止められた。この鳥は2003年にはまだ生きていて、結果的にクリス・ミードより長生きした。
※この「いくつかの成果」の解説は、「鳥類標識調査」の解説の一部です。
「いくつかの成果」を含む「鳥類標識調査」の記事については、「鳥類標識調査」の概要を参照ください。
- いくつかの成果のページへのリンク