『Mexican Spitfire』シリーズと晩年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 05:47 UTC 版)
「ルーペ・ヴェレス」の記事における「『Mexican Spitfire』シリーズと晩年」の解説
1939年、B級コメディ『The Girl from Mexico』でレオン・エロール(英語版)、ドナルド・ウッズ(英語版)と共演。この映画はB級映画にもかかわらずヒットし、RKOは続編『Mexican Spitfire』でヴェレス、エロール、ウッズを再び組ませた。映画は成功を収め、計8本の『Mexican Spitfire』シリーズが作られる切っ掛けとなった。シリーズを通じヴェレスは、優雅なアメリカ人紳士デニス・"デニー"・リンジーを夫に持つ、アクは強いが人なつっこいメキシコ人シンガー、カーメリタ・リンジーを演じた。Spitfireシリーズによりヴェレスの人気は再燃し、『Six Lessons from Madame La Zonga』(1941年)、ジョン・バリモアと共演した『プレイ・メイツ』(1941年)、『Redhead from Manhattan』(1943年)など、RKO、ユニバーサル・スタジオ、コロンビア ピクチャーズのミュージカルやコメディに主役として起用された。1943年、Spitfireシリーズの最後を飾る『Mexican Spitfire's Blessed Event』が公開された。その頃にはシリーズの目新しさは衰え始めていた。 1944年、エミール・ゾラの小説「ナナ」を原作とする映画『Nana』に主演するためメキシコに帰国、『Nana』は好評をもって迎え入れられた。これが最後の映画出演となった。クランクアップ後ヴェレスはロサンゼルスに戻り、ニューヨークの舞台出演の準備を始めた。
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