『炎舞』、山種美術館蔵、重要文化財)とは? わかりやすく解説

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『炎舞』(1925年(大正14年)、山種美術館蔵、重要文化財)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 15:51 UTC 版)

速水御舟」の記事における「『炎舞』(1925年大正14年)、山種美術館重要文化財)」の解説

絹本著色額装(もと軸装)、120.4×53.7センチが炎に魅せられているかのように舞う、緻密な写実幻想融合した作品背景の闇は黒に混ぜ礬水(どうさ)を引かず絵具が絹面ににじむようにして描いたもので、単なる黒ではない深い闇表現している。御舟はこの背景についてもう一度描けと言われても二度と出せない色」だと、義兄吉田幸三郎語った描かれている滞在先の軽井沢写生したもので、いずれの真正面向き描かれているにもかかわらず生きて飛んでいる感じ表現している。炎の描写には、日本の伝統的な絵巻物仏画の炎の描写影響指摘されている。生物造詣の深い昭和天皇は、この画を見ての眼が生きているね」と言ったという。他に御舟が描いた作品として、『粧舞戯』という作品がある(「昆虫二題」と題する双幅作品の左幅。右幅は「魔手」という題の蜘蛛描いた作品)。三島由紀夫小説金閣寺』の新潮文庫版カバーデザイン起用されている。

※この「『炎舞』(1925年(大正14年)、山種美術館蔵、重要文化財)」の解説は、「速水御舟」の解説の一部です。
「『炎舞』(1925年(大正14年)、山種美術館蔵、重要文化財)」を含む「速水御舟」の記事については、「速水御舟」の概要を参照ください。

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