『歌集 滑走路』出版
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『歌集 滑走路』は、数多くの受賞歴や雑誌などへの寄稿で、元々短歌業界では知名度の高い萩原慎一郎による第一歌集であったのと、弟の健也によるSNS等での多方面へのプロモーション活動もあり、発売まもなく話題となり、2018年2月19日に『朝日新聞』夕刊社会面で紹介されたのを皮切りに、一気に人気を博し1年弱で8回の増刷を重ね、発行部数が3万部となり、『ニュースウオッチ9』(NHK G)や角川短歌、『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)、毎日新聞などの主要な新聞、テレビ、ラジオ、雑誌の複数メディアに取り上げられた。また、10月16日には『クローズアップ現代+』(NHK G)で発行部数が通常の短歌集の200倍に達している異例のヒット作として特集された。また同時に『歌集 滑走路』に未収録の短歌が2000首以上存在している事が公表された。 12月26日に『歌集 滑走路』が紀伊國屋書店が毎年発表しているお勧め書籍ベスト30「キノベス!2019」の8位に選出された。アメリカでは、翻訳がされていない原本の販売が開始し、韓国の『KBSニュース9』などの海外メディアからも日本で話題の本として多く紹介され、サンフランシスコ公共図書館やオーストラリアのニューサウスウェールズ州立図書館にも蔵書されるなどした。2019年5月1日には、平成時代を振り返る短歌のドキュメンタリー番組『平成万葉集』(NHK BSプレミアム)で特集が組まれ、俳優の生田斗真と共に弟の萩原健也が歌人としての萩原慎一郎や歌集を紹介した。
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