『スーパーロボット大戦MX』での設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/03 14:00 UTC 版)
「ツェントル・プロジェクト」の記事における「『スーパーロボット大戦MX』での設定」の解説
度重なる戦争により問題となった、量産人型機動兵器の損耗率の高さを解消すべく提案された、十年先を見据えた新機軸の機体開発計画。ミタール・ザパト博士の開発した高出力なTEエンジン、自己修復可能なラズムナニウムを使用しメンテナンスフリーな機動兵器「MODEL-X」の開発を目指した。 しかし、不安定な二つの技術の統合は困難を極め、試作4号機までにおける試行錯誤の結果、双方を搭載した機体の開発を断念せざるをえなかった。そこで試作5号機にラズムナニウムを、試作6号機と試作7号機にTEエンジンをそれぞれ振り分け、別々に改良を行い十分な結果が得られてから双方を統合することになった(なお、これらの3体には同時に実戦を想定した武装が与えられたが、高機動戦闘・砲撃戦用の試作6号機、接近戦・格闘戦用の試作7号機、両者の中間の試作5号機、と性能は全く異なるものとなっている)。 試作6号機(試作7号機)が順調にテストを重ねる一方、先にロールアウトした試作5号機はテストパイロットが決まらずに放置されていたところを何者かに強奪されてしまう。ミタールは試作6号機(試作7号機)のテストパイロットであるヒューゴ・メディオに試作5号機の回収を命じる。 この強奪事件には裏があり、両者を戦わせることで試作5号機に極秘裏に搭載された人工知能「AI1」の教育を行うという真の目的があった。ツェントル・プロジェクトとは本来、委員会による人類補完計画の一環であり、計画を妨害する勢力を排除するための機動兵器の開発が本来の目的であった。ミタールはそれに協力する形でMODEL-Xの開発を行っていたのである。 こうして両者は戦闘を繰り返し、試作5号機はあらゆるデータを収集し成長するAI1にあわせ自己進化を行い、試作6号機(試作7号機)は大破するも新型TEエンジンを搭載した試作8号機(試作9号機)の開発に成功する。 計画は順調に思えたが、AI1を溺愛するエルデ・ミッテ博士と「兵器の性能を最大現に引き出せるのは人間」だとするミタールの間で対立が起こり、ミタールが射殺されてしまう。また、エルデも暴走したAI1に取り込まれ死亡する。責任者を失った計画は頓挫し、MODEL-Xが日の目を見ることは無かった。
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