『ウインスペクター』『ソルブレイン』でのエピソード
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「山下優」の記事における「『ウインスペクター』『ソルブレイン』でのエピソード」の解説
『ウインスペクター』のオーディションに参加したのは、当時の所属事務所のメンバーが映画『天と地と』のカナダロケに参加していたが、山下1人がこれを降りて日本に残ったため、マネージャーがその代りの仕事として持ってきたものであった。山下は後年のインタビューで、この時日本に残ったことが運命の分岐点であったと述懐している。当初はレギュラーメンバーの一人という話だったので、主役に決まったときは非常に驚いたという。 アクション俳優としての活動が主体だったこともあり、『ウインスペクター』では激しいアクションシーンも自ら演じていた。ただし、同作第13話での崖から車輌のウインスコードとともに落下するシーンは、唯一スタントマンを使ったシーンだという。このシーンでも山下は吹き替えなしでやることを望んでいたが、「万が一、事故にでもなったら取り返しがつかないことになる」と現場から反対されて辞退したとのこと。 『ウインスペクター』では山下演じる香川竜馬が事件を解決しファイヤーのヘルメットを取り外した後に顔の汗を振り払う演出が行われているが、この顔を振る仕草は本人が顔を洗った後にする癖である。 『ウインスペクター』のクランクイン当初は、監督の東條昭平から名前でも役名でもなく「男」と呼ばれており、山下は東條に認めてもらおうと決意し1年間セリフを丸暗記して台本を現場に持ち込まないというマイルールを設けて撮影に挑んでいた。 『ウインスペクター』で印象的なエピソードとして記憶喪失になる第15話を挙げており、どう演じたらいいのかわからず悩んだという。 『ソルブレイン』主演の中山幸一とは、『ウインスペクター』当時の山下と同じ境遇であったためすぐに仲良くなり、撮影についての相談などを受けていたという。山下も、前作では同性の同世代がいなかったため、中山がいることで安心感を得ていたと述べている。また2021年1月31日に開催した宮内タカユキONLINE LIVE 2021『あれから30年』で久々の再会を果たした。 『ウインスペクター』『ソルブレイン』の主題歌を担当した宮内タカユキとは、『ウインスペクター』放送当時にほぼ毎週キャラクターショーを一緒に回っており、個人的な交友もあった。宮内は2015年のインタビューで現在も付き合いが続いていると述べている。
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