『かてもの』の成果とは? わかりやすく解説

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『かてもの』の成果

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 20:59 UTC 版)

かてもの」の記事における「『かてもの』の成果」の解説

治憲や莅戸の没後である天保3年1832年)は天明以来大凶作となり、翌年には天保の大飢饉発生した当時藩主上杉斉定(治広の養子)は、「かてもの」を取り出して藩主自らが白米食事絶って粥をすすり、『かてもの』の記事実践努めた。これを見た藩士領民もこれに倣った米沢藩では備荒事業として領内各所籾蔵建てて貯蔵米を確保しており、これらの事業と『かてもの』の出版天保の大飢饉多く領民救い、さらにこれらの知識は他藩の飢える者をも救ったといわれている。 明治維新後も『かてもの』の版木引き継がれて、後に米沢市によって市立図書館収められた。1956年昭和31年8月31日には山形県重文化財に認定されている。 明治時代根釧台地駐屯していた屯田兵部隊食料不足苦しんだ時に偶々所属していた旧米沢藩出身者兵士が『かてもの』を愛読しており、その知識飢え凌いだ記録されている。また、第二次世界大戦による食糧難において『かてもの』を活字体直して頒布した地域多かった

※この「『かてもの』の成果」の解説は、「かてもの」の解説の一部です。
「『かてもの』の成果」を含む「かてもの」の記事については、「かてもの」の概要を参照ください。

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